葉緑素損なわずクマザサ粉末に シクロケム

化学ベンチャーのシクロケム(神戸市、寺尾啓二社長)は、クマザサに環状オリゴ糖を混ぜることでクロロフィル(葉緑素)を劣化させずに粉末にする製法を開発した。水によく溶け、食物と一緒に摂取すると体内に脂肪が吸収されるのを抑制する効果も確認した。

食品素材製販のケンテック(富山市、米田憲司社長)と共同開発した。クマザサ抽出成分にエタノールと水、環状オリゴ糖を合わせ、真空状態で蒸留して粉末を作る。東京海洋大の実験では、クマザサ粉末を混ぜたエサを食べたマウスの中性脂肪吸収率はエサだけの場合に比べ五割以上抑制され、血中コレステロール濃度も三割減った。

アイスクリームや入浴剤など同粉末を活用した製品を開発する企業に一キログラム当たり一万四千円で販売する。初年度五千万円の売り上げを目指す。このほかダイエット効果をうたったクマザサエキス粉末入りタブレットを七月に発売する予定。