株式会社シクロケム
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ニュースリリース

包接化で高安定性確認

濃度によるALA-CD包接体の安定性(70℃湿度100%、2時間)

(株)シクロケム(神戸市中央区)は、α-リポ酸を各種CD体で乞接化し、様々な過酷条件下(光、熱、酸素、高湿条件)での安定性の検討を行った。α-リポ酸または、α-リポ酸含有率の異なるα、γ、β-CD包接複合体、A品の安定性試験を以下の条件、手順で検討を行った。(1)70℃の飽和水蒸気の環境で二時間の検討(2)サンプルにメタノールを加え三分間超音波処理を行う。さらに水を加えての超音波処理を行う(3)サンプルを3分間フィルターろ過後、リポ酸含有量をHPLCで測定した。その結果α-リポ酸やA品が分解していくのに対して、CD包接体によって、安定する結果を得た。α-リポ酸含有率が5~10%の場合はCDの種類に関係なく、高い安定性を得ている。しかし、15%~25%と高濃度の場合、残存率は下がるものの、γ-CDを用いた包接化で高い安定性を保持できることが確認された。