第7回 酸化型コエンザイムQ10包接体とL-アスコルビン酸の併用による還元型CoQ10の簡便な生成について|株式会社シクロケムバイオ
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第7回 酸化型コエンザイムQ10包接体とL-アスコルビン酸の併用による還元型CoQ10の簡便な生成について

ビタミンC(L-アスコルビン酸)は、それ自体が持つ数多くの効能に加え、体内でコエンザイムQ10を還元し、よりよく働かせるのに役立ちます。
下の2つのグラフは、包接しないコエンザイムQ10、及びコエンザイムQ10包接体のそれぞれについて、ビタミンCの割合を変えて配合した時、還元型コエンザイムQ10が生成する比率が、日が経つにつれてどのように変化するかをグラフで表したものです。
グラフは、コエンザイムQ10とビタミンCの配合比率が1:5、1:25、1:50のそれぞれのケースにおける、実験開始から7日後、14日後、60日後の還元型コエンザイムQ10の生成比率を示しています。

どの配合比率においても、包接したコエンザイムQ10を用いることにより、還元型コエンザイムQ10の生成比率が向上しています。
また、包接しないコエンザイムQ10は、60日後には還元型の比率が減少する傾向がありますが、コエンザイムQ10包接体の場合、ビタミンCの配合比率を高めるほど、保存日数が経過するにつれて還元型の状態の比率が上昇します。