研究成果
第9回 CoQ10-γ-CD包接体による骨密度改善効果
CoQ10錠剤とCa錠剤の併用で骨密度は改善するか?
ケーススタディ
CoQ10錠剤(CoQ10-γ-CD包接体)とCa錠剤(カルシウム、コラーゲンペプチド)を、高齢者で骨密度が低く骨粗鬆症の疑いのある患者4名に毎日摂取してもらい、骨密度の変化を調べた。
骨密度はCa錠剤だけではあまり改善しない事が知られており、今回の計測はCoQ10-γ-CD包接体が骨密度の改善にどの程度寄与するかに注目した。
今回の測定で使用した2種類の錠剤
(CoQ10錠剤:1日6粒)

(Ca錠剤:1日7粒)

サンゴカルシウム: Ca:Mg=2:1
その他賦形剤:乳化オリゴ糖(429mg)、α-CD(37mg)
骨密度(同年比率)の推移

7ヶ月後には、骨密度が20%以上も向上。

7ヶ月後には、骨密度が20%近く向上。

半年の間、UPとDOWNを繰り返したものの、半年後、10%以上骨密度は上昇。
さらに上昇傾向にある。
両足をそれぞれ測定(測定期間約12ヶ月)

左足は、約12ヶ月後には骨密度は5%以上上昇。右足は2008年8月から骨密度測定。
やはり上昇傾向にある。
結果
CoQ10-γ-CD包接体による骨密度改善作用が確認された。
CoQ10-γ-CD包接体にカルシウムとコラーゲンペプチドを併用すると骨密度改善効果はさらに高まることが分かった。
摂取3ヶ月後位までは逆に低下する場合がある。
しかしその後、すべての患者において6ヶ月後には、同年齢の平均値近くまで上昇することを確認した。