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最新研究成果
第45回 αシクロデキストリンの抗菌効果

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※本研究成果は、2012年9月7日(金)、第29回シクロデキストリンシンポジウム(9/6~7、星薬科大学(東京)にて開催)において発表しました。

虫歯と歯周病

近年、口の健康状態と糖尿病などの全身疾患との関与があげられており、口腔ケアに対する関心が高まっています。

虫歯および歯周病原因菌の増殖を抑えることは口腔ケアで重要な目的とされています。

αCDの機能性

1. 抗アレルギー効果
2. 抗メタボリックシンドローム
3. 整腸作用
4. 抗菌効果

シクロデキストリンによる溶菌作用

芽胞を形成するBacillus属またはPaenibacillus属に対してαシクロデキストリン(αCD)とメチル化-βシクロデキストリンが溶菌作用を示すことが知られている。

メチル化-βCDにより溶菌したBacillus haloduransのSEM画像
(引用先) Hui-Min Zhang, et al., Arch Microbiol ;190:605-609 (2008).

本検討

歯周病原因菌の一つであるP.gingivalisに対して、αシクロデキストリンの抗菌効果を検討した。

実験

・最小発育阻止濃度 (MIC : Minimum Inhibitory Concentration)
 細菌の増殖を阻止することができる最小濃度のこと。
 細菌が増えると培養液が濁るため、濁度で評価した。

・最小殺菌濃度 (MBC : Minimum Bactericidal Concentration)
 細菌を殺菌(99.9%)することができる最小濃度のこと。
 培養液を寒天培地にまいて、コロニー形成数で評価した。

P.Gingivalisに対するαCDのMICとMBC

  MIC (%)
(n=3)
MBC (%)
(n=2)
αCD 2.18 2.18
培養時間:54時間

・αCDがP.gingivalisに対して抗菌効果を示すことがわかった。

Fig1 各種シクロデキストリンの抗菌力

各種シクロデキストリンを用い、 P. gingivalisに対する抗菌効果を比較した。濃度はαCDのMIC, MBC値 である2.18%に統一。(培養54時間、n=2)。

αCDにおいて、他のCDよりも効果的な菌の発育阻止が観測された。

まとめ

αCDは他のCDと比べ、P. gingivalisに対する高い発育阻止効果を示すことがわかった。

αCDは食物繊維としてだけでなく、口腔ケア素材としても利用できる。

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