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その1. 総論からn-3不飽和脂肪酸の有効性序論

このシリーズでは、脳機能向上のための栄養素について一緒に勉強していきます。基礎的な知識から最近の報告まで網羅しますが、なるべく簡単にまとめて、何だか分かったような気分になれるような内容にしたいと思いますので、最後までお付き合いください。

栄養素による脳機能の改善、といえば、高齢者の老人性認知症の予防や改善が浮かぶと思いますが、高齢者だけではなく、子供や成人、中高年にも共通しています。つまり、脳機能に有効な栄養素を摂取することで脳は確実に活性化し、子供の場合は学習能力が向上し、大人の場合は物忘れ防止や自律神経の正常化によるメンタルの向上にも繋がり、精神状態を安定化させ、俗にいう「キレる」状態を防いでくれるのです。

先ずは、老人性認知症を理解するために脳・神経機能に関するさまざまな“まめ知識”を増やしておきましょう。

認知症を患う老人は、65歳以上で4~5%、80歳以上では10~20%に増加します。この認知症にはアルツハイマー型認知症脳血管性認知症の2つのタイプがあります。日本ではアルツハイマー型が30%で、脳血管性が60%と言われています。

・アルツハイマー型認知症:『脳の病』
・脳血管性認知症:『血管の病』

アルツハイマー型は、原因不明の進行性の疾患で、脳細胞が全般的に萎縮し、障害は、1日1日と進行する『脳の病』です。残念ながら、詳しいメカニズムはいまだ分かっておらず、症状を遅延する方法しかありません。その点では、幾つかの抗酸化物質、野菜や果物を多く摂るのが有効であることが、欧米の疫学研究者グループによって報告されています。ただ、アルツハイマー型認知症の発症メカニズムがハッキリしないものの、アミロイドβ蛋白(Aβ)の脳内沈着はその因子の一つと考えられています。(図1)そこで、Aβを脳内に沈着させて空間認知機能を誘発させたラットを用いて、n-3 不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)によるアルツハイマー型認知症の予防効果が島根大のグループによって報告されました。その機構としてDHAによる脳内抗酸化増強作用、Aβの脳内沈着抑制・消失作用、そして、神経再生促進作用が明らかとなっています。

図1. アミロイドβ蛋白(Aβ)の脳内沈着からの脳萎縮

尚、パーキンソン病も『脳の病』ですが、こちらは運動の指令を中継する脳の一部(中脳にある黒質や大脳基底核)に問題があり、スムーズな運動や姿勢が保てなく病気です。神経細胞間の化学伝達物質(コラム参照)ドーパミンの減少によるものです。

一方、脳血管性は、その名称の通りで、老化による動脈硬化などで脳の血管が詰まったり狭くなったりして、血液、酸素、エネルギー源の供給が十分でなく、部分的に神経細胞が死滅したり、活動が妨げられた結果に起こる『血管の病』です。よって、脳血管性認知症は栄養素の補給によって、脳機能の改善が期待できます。また、神経細胞は死滅しても、学習努力でシナプス(コラム参照)は新生しますので、たとえ、80歳を越しても、原理的には、知識、判断力ともに若者をしのぐ能力をよみがえらせることが可能です。

この『血管の病』に有効な栄養素には、抗酸化物質、n-3系脂肪酸類、そして、微量金属類(亜鉛、鉄、せれんなど)があります。特に、魚油の主成分であるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の摂取は心血管系疾患のリスク軽減が知られており、魚油摂取による致死性心筋梗塞への予防効果が米国心臓病学会やヨーロッパ心臓学会から相次いで発表されているように、この循環器疾患への魚油の効果を考慮しても、毛血管性認知症への予防効果があることは明白です。

このように、n-3不飽和脂肪酸がアルツハイマー型と脳血管性の双方の認知症の予防・改善に有効であることが示されておりますので、次回はより有効性を示すn-3不飽和脂肪酸の摂取方法について紹介します。

コラム:脳とカラダと神経の関係の超簡単な総まとめ

ここにほとんどの神経系に関する重要なワードが入っているので、なんだか分かったような気分になれるはず!

神経とは脳と体をつなぐ情報の道です。(図2)神経は、場所的に中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経(全身に渡る神経網)に分けられ、さらに、機能的には体性神経自律神経に分けられます。体性神経は自分の意志でコントロールできる神経であり、求心性の感覚を脳に伝える知覚神経遠心性の手足を動かすことのできる運動神経があります。一方、自律神経は自分の意志でコントロールできない神経で、交感神経副交感神経があり、双方が±の関係を保ち(拮抗作用と言う)、各種臓器の消化、吸収、循環、代謝など無意識的・自動的な機能を営んでいます。交感神経ではカテコールアミン(ノルアドレナリンとアドレナリン)、副交感神経ではアセチルコリン化学伝達物質として分泌されています。

図2. 脳と体を結ぶ神経とは

神経伝達はこのような化学伝達物質によって行われますが、その重要な役割を果たすのがニューロンです。ニューロンは、神経細胞とそこから出る一本の長い軸索樹状突起からなりたっていて、樹状突起から神経細胞に向う(求心性、脳に感覚を伝える)伝達と軸索から神経細胞に向う(遠心性、手足を動かす)伝達が行われています。(図3)

図3. 神経細胞と神経伝達

神経の興奮(信号)の伝達は、電気的、化学的に行われています。その内の電気的伝導とは、細胞(膜)の内側(-)と外側(+)の電位差(膜電位)に対し、+イオンの膜通過による膜電位の変化(逆転)を利用しています。次に、電気伝導によって興奮(信号)が神経線維の末端まで伝わると、次のニューロンとの間のすき間(20~30nm)のため、電気信号は伝わりません。この継ぎ目をシナプスといいます。このシナプスからアセチルコリンなどの化学伝達物質が放出され、その物質は次の細胞膜上の受容体と結合するという、化学的なニューロン間の情報伝達が行われているのです。

尚、シナプスから放出されている化学伝達物質には、アセチルコリンやノルアドレナリンの他に、ドーパミンセロトニン、アミノ酸のGABAやグルタミン酸、ペプチド類のエンケファリンオキシトシンなどが知られています。

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