ヘビースモーカー・ヘビードリンカーのためのL-シスチン配合サプリ
肌の荒れが気になる、髪の毛の質に問題のあるような喫煙者、特に、ヘビースモーカー、そして、ヘビードリンカー、あなたの周りにいませんか?
そういった方々は体の中の含硫アミノ酸であるL-シスチンが足りないのです。でもその理由をお話しする前にL-シスチンについて・・・・・
L-シスチン?あまり耳にしたことのない成分かも知れません。でも、L-システインはよく聞きますよね。L-シスチンは実はL-システインを二つ繋いだ物質です。
日本では、L-システインが医薬品原料であるために食品分野では使用できないので、L-システインと同じ効果を持つ食品機能性素材のL-シスチンが注目されているのです。
L-システインが肌や髪の毛の成分であり、美肌・美白効果や髪の毛のつやを出す効果のあることはご存知だと思います。L-シスチンも同様の効果が確認されています。これまでに見出された科学的根拠に基づく効果を以下にまとめておきます。
美肌・美白効果
- 白褐色色素のメラニンをつくるチロシナーゼ活性の抑制作用
- 生成したメラニンの排泄促進作用
- ターンオーバー(肌が生まれ変わる周期)促進作用
髪・爪・肌の健康維持効果
- 皮膚・髪・爪のタンパク質を構成する重要な含硫アミノ酸であることから、皮膚を強くし、髪にコシやツヤを与え、爪を強くする効果がある。
健康エイジング(ケイジング)効果
- 体内で生合成されている抗酸化物質であるグルタチオンの原料。紫外線、喫煙、飲酒によって生じる活性酸素を除去する抗酸化作用がある。
- 体内で分解された硫黄代謝物は銅などの有毒金属や有害物質と反応する解毒作用を有し、有害物質を体外に排出する効果がある。
このように、含硫アミノ酸のL-シスチンは私たちの体の中でも特に外見に影響する肌・髪・爪のタンパク質構成成分ですので、L-シスチンが足りないと目に見えて老化現象が現われることになります。
そして、L-シスチンが足りないと皮膚・髪・爪のタンパク質構成成分としてだけでなく、生体内で重要な抗酸化物質であるグルタチオンの生合成にも影響するわけです。
そこで、次にL-シスチン含有サプリメントが美肌・美白効果の目的だけでなく、グルタチオンの抗酸化作用や解毒作用も期待できる検討結果を紹介します。
まず、急性肝障害モデルによるL-シスチンの肝機能改善作用の検証です。(ここでは、プロテインケミカルの2011年11月に行なわれた日本アミノ酸学会第5回学術大会の学会発表論文を引用しています。)
Sprague-Dawley系ラットの雄(6週齢、n = 6-7)に水自由摂取下で、16~19時間断食した後、L-シスチンを経口投与しました。投与30分後に四塩化炭素を腹腔内に注射して、無処理群とL-シスチンを投与しないで四塩化炭素注射した群と比較しています。
四塩化炭素投与により、GOT,(AST) GPT(ALT), T-Bil が有意に上昇したことから、肝障害が誘発されたことが確認できています。そして、L-シスチン投与群では、GOTの上昇抑制傾向、GPTとT-Bilの上昇を有意に抑制したことがわかりました。このように、L-シスチンには、四塩化炭素によって誘発される肝障害に対する保護作用のあることがわかりました。
次にヒト試験による検証です。『薬理と治療Vol.43, No.3, 407-410 (2015)』に報告された内容を紹介します。
健康な男女20名(男性17名、女性3名、平均年齢38.5歳)に、1日投与量として320mgの L-シスチンと400mgのビタミンCを配合したサプリメントを2ヶ月間に渡って摂取してもらいました。尚、投与期間中に食事制限やアルコール調整は一切行なっていません。
その結果、吐き気、頭痛、全身倦怠感、胸焼け、胃部不快感、むくみ、起床時不快感などの症状について50%以上の改善率が認められたとのことでした。
また、γ-GTPが基準値(79)以上の男性6名を対象として、前述のサプリメント(L-シスチンを320mgとビタミンCを400mg配合した)を2ヶ月間摂取してもらい、血液検査でγ-GTPを調べたところ、その低減効果において有意差(P < 0.05)がありました。
『吸収型CoQ10』、ビタミンC、L-シスチンの組み合わせは美肌作用のみならず、肝機能改善効果も期待できます。
ほんとに注目すべきは『吸収型CoQ10』!について(4) 肝機能の改善にも有効
ヘビースモーカー、ヘビードリンカーの皆様、肝機能の正常維持を目的としてサプリメントを摂取しましょう。