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今、シクロケムが注目していること
筋肉増強による基礎代謝の改善

その4. トリテルペンは有酸素運動に必要な赤筋を増強する

ウルソール酸の筋肉増強作用と同様の作用を持つトリテルペン類にアシアチン酸とマデカシン酸というツボクサから抽出される機能性物質があり、私にとって大変興味深い内容の論文がありましたので、ここに紹介しておきます。

ツボクサは日本では本州の関東以西から沖縄まで道端や野原に普通に見られる草ですが、中国では『積雪草』と呼ばれ解熱・利尿・止血薬として用いられているそうです。見たことありませんか?

タイの研究グループがアシアチン酸とマデカシン酸を含有するツボクサ抽出物を健康な高齢者に投与し、身体機能や健康面でのQOL(生活の質)を調べた2011年の報告があります。(Lugkanaら、Complementary and Alternative Medicine)

健康な高齢者(55才~80才)のタイ人80名を被験者とし、二重盲検比較対照試験を行なっています。試験期間は3か月間でツボクサ抽出物を摂取してもらい、30秒椅子立ち上がりテスト、握力テスト、6分間歩行テスト、SF-36テスト (健康関連QOL(HRQOL: Health Related Quality of Life)測定のための尺度)などを行なってもらっています。

その結果、筋力の改善に対して大変興味深い結果が得られています。

ツボクサ抽出物は、下肢の筋肉の強度のみを改善することができ、上肢の筋力は改善しないことが判明したのでした。下肢の筋肉は、上肢の筋肉より多くのI型筋繊維を含みます。このI型とはミトコンドリアに富んで酸素を利用した持続的な収縮の可能な遅筋線維を示します。つまり、トリテルペン類は有酸素運動に必要な遅筋を強化できる成分であると思われます。ちなみに、上肢の筋肉に多く含まれるII型とはミトコンドリアは比較的少なく解糖系による瞬発的な収縮の可能な速筋線維を示しています。

ウルソール酸も同じトリテルペンであることから高齢者が鍛えなければならない下肢の遅筋を増強できる機能性成分であろうと考えられます。

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