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その5. 脳血管性認知症予防とその栄養素

シリーズ(その4)では、『脳の病』であるアルツハイマー型認知症と、その予防法に焦点をあてましたので、ここでは、先ず、もう一つの認知症発症の原因、『血管の病』である脳血管性認知症に関する知見を紹介します。そして、その脳血管認知症の原因である動脈硬化を改善する為に最も有効な栄養素の一つとして、δトコトリエノール(δT3)が注目されていること、さらには、そのδT3は、自律神経を正常化できる栄養素として、高齢者よりも若者に多い脳・心の病であるうつ病統合失調症(コラム②参照)の改善に有効であることも示しておきます。尚、このシリーズ作成の最終目的は、脳機能改善のための有望な栄養素として、n3系多価不飽和脂肪酸(n 3 PUFA)を含有するリン脂質(例えば、クリルオイル)δT3が挙げられること、そして、それらを組み合わせと更なる有効性があることを知ってもらうところにあります。

脳血管性認知症は認知症患者の約4分の1を占めています。この疾患には、脳に動脈硬化病変がある場合が多いため、動脈硬化や脳卒中の予防が重要となってきます。脳卒中発作によって障害を受けると領域に応じて、たとえば、記憶を失い、失語や失行など、さまざまな認知機能に障害をもたらすことになります。

動脈硬化は年齢とともに徐々に進行していきますが、過度なストレスがかかると動脈硬化速度はさらに増すことが分かっています。そのメカニズムは以下のように考えられています。先ず、ストレスによって血中コレステロール量が増えます。体に貯蔵されているコレステロールが、ストレス消去目的のエネルギー源として血中に放出されるためです。血中に動員された過剰なコレステロールは消費されず、そのまま、血中に残り、活性酸素に攻撃を受けて酸化され、動脈壁に溜まることになるのです。さらに、動脈壁は活性酸素による損傷でもろくなり、その損傷部分に血小板が凝集すると動脈は硬くなり、その内径は小さくなっていきます。その結果、脳や心臓の血管は硬化するのです。

ビタミンEの成分には、トコフェロール4種とトコトリエノール4種の8種類ありますが、その中でも最も抗酸化力の高いδ型のトコトリエノール(δT3)がスーパービタミンEとして動脈硬化の危険因子をすべて抑える方向に働きます。具体的には、コレステロールの酸化や動脈壁の障害を防御し、過度の血小板凝集を抑え、加えて、血中コレステロール濃度上昇を抑える作用があります。これらの血小板凝集抑制作用やコレステロール低減作用はトコフェロールにはみられない、トコトリエノール特有の作用であり、さらに、そのトコトリエノール4種の中でも、δT3にその効果が最も高いことが知られているのです。さらに興味深いことに、コレステロール低減作用に関しては、悪玉のLDLコレステロールのみを選択的に減少させます。一方で、その悪玉コレステロール排除に働く善玉のHDLコレステロールに対してはδT3による影響(低減作用)はみられません。

以上、『血管の病』である脳血管性認知症の予防・改善にはδT3が有効であることを解説しました。

次に、アルツハイマー(AH)病と同様に『脳の病』であり、AH病についで2番目に有病率の高い神経変性疾患であるパーキンソン病(PD)に対してもδT3の有効性が示された鳥取大グループによる研究報告があります。この研究では、PDモデルマウス(MTPTという物質でPDを誘発したマウス)を用いてδT3の細胞内シグナル伝達を介した神経細胞保護作用(コラム③参照)を検討しています。その検討結果、高い抗酸化能を有するトコトリエノールの中でも、δT3がPD関連症状(コラム①参照)を最も有意に軽減することが明らかとなりました。δT3が有効な理由は、PD発症の原因の一部に酸化ストレスが影響しているので、δT3の強い抗酸化作用が有効に働くためと考えられます。

さらには、高齢者の認知症のみならず、若者の病気であるうつ病統合失調症(コラム②参照)などの神経変性疾患に対しても、上述のδT3の神経細胞保護作用が有効であることが示されています。また、δT3のみならず、パーキンソン病、うつ病、統合失調症の予防や改善に共通して有効な栄養素があります。それは、抗酸化物質として神経細胞を保護するとともに、ミトコンドリア内にてATP産生に働き細胞を活性化する栄養素、コエンザイムQ10R-αリポ酸です。

以上、脳機能障害に対する予防と治療に有効な食事と栄養素について表にまとめましたのでご参照ください。

表. 脳機能障害に対する予防と治療に有効な食事と栄養素について

尚、n3 PUFAを摂取しやすいリン脂質で存在するクリルオイルと不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、自らも脳機能障害に対する予防・治癒効果を持っているδT3を併用し、高齢者でも食べやすいスティックゼリーがあります。是非お試しください。

コラム① パーキンソン病(PD)関連症状とは

振戦・筋固縮・動作緩慢・姿勢反射障害などを特徴とし、その症状は通常、上肢(手あるいは腕)または下肢の軽度な震え(振戦)から始まり、徐々に進行する。最終的に、振戦は身体の他の部位に広がり、姿勢の維持や歩行などの基本的な運動が困難となる。こうしたパーキンソン病症状はドーパミンを供給するドーパミン神経が細胞死を起こして減少することによるドーパミン欠乏が主要な原因となっていると考えられている。

コラム② 統合失調症とは

100人に1人の割合で罹り、身近で若い人が発症しやすい、そして、誰もが発症する可能性のある病気である。発症する人の80%は、15歳から30歳の間に発症すると言われている。 脳は神経のネットワークによって活動しているが、見たり聞いたりした情報を処理する、考える、感情を湧き起こす、といったさまざまな活動を、酸化ストレスなどが原因で、うまくまとめることができなくなっている状態、つまり「統合」が「失調」している状態を統合失調症という。

コラム③ δT3の神経細胞保護作用とは

脳はその活動度合とは無関係に酸素消費が継続的に高いため、酸化的損傷を受けやすい状況下にある。さらに、脳は他の臓器に比べ脂質含有量が高いため抗酸化物質の欠乏している環境下にもある。そこで、そもそも、ビタミンE欠乏は脳・神経学的機能障害の一因となっている。最近の研究でδT3が脳内の脂質過酸化を抑制し神経細胞を保護する作用にたいして有効であることが判明している。その理由としては、①δT3の親油性不飽和側鎖を持っている為にδT3は脳や肝臓の脂肪層組織へスムーズに浸透できること、②脱メチル体のδT3は他のT3よりも分子が小さく細胞膜を移動しやすく、n3-多価不飽和脂肪酸(n3-PUFA)を豊富に含む脳組織において脂質ラジカルに近づきやすいこと、③δT3はビタミンEの中で最も高い抗酸化能を持っていること、が挙げられる。

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