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その4. 悪玉の一価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸とは

前回は、食べて塗って美肌を手に入れるという、女性に人気のオリーブオイルやアボカドオイルについて紹介しました。それらのオイルに含まれる主要成分が一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸(C18:1)やパルミトレイン酸(C16:1)であり、若い年齢層の皮脂に多く含まれる成分でもあることから若返り、健康な肌の維持、美肌作用を有すると説明いたしました。

次には、今年ブレークした、ダイエット効果を持つ中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルの紹介となるところですが・・・・・・その前に、一価不飽和脂肪酸をもう少し理解して整理するために悪玉の一価不飽和脂肪酸を紹介しておきます。

前回紹介しましたが、天然型の一価不飽和脂肪酸には、美肌や健康増進効果が期待できるのですが、一方で、同じ一価不飽和脂肪酸でも健康に悪影響を与える、人工的に多量に作られている悪玉の脂肪酸があります。

それがトランス脂肪酸(TFA)・・・・・

天然の脂肪酸は、二重結合がシス型という立体異性体で出来ているのですが、TFAは人工的に作られるトランス型というシス型と異なる二重結合を持った脂肪酸で、同じ炭素数、二重結合数であっても別の脂肪酸なのです。

たとえば、オレイン酸(C18:1)は、炭素数18で二重結合はシス型が1つですが、同じ炭素数、二重結合数であっても二重結合がトランス型であるとエライジン酸(C18:1)と呼ばれる別物質となってしまうのです。(図1)

図1. 同じ一価不飽和脂肪酸のオレイン酸とエライジン酸の構造

図1. 同じ一価不飽和脂肪酸のオレイン酸とエライジン酸の構造

TFAは天然には殆ど存在しません。しいてあげるとすれば、牛などの反芻動物の胃内部に共生しているバクテリアの中に、シス型の不飽和脂肪酸をトランス型に変換する特殊な酵素を持っていて、不飽和脂肪酸を含む餌を反芻する間にTFAに変換してしまうケースがあります。よって、反芻動物からの乳製品中にはTFAが含まれていることになります。

しかしながら、さらに多量摂取の危険性があるとして問題となっているのは、植物油脂を加工する際に変換されてしまうTFAなのです。表1のマーガリンやショートニングと牛乳に含まれるTFAの含有量をご確認ください。マーガリンやショートニングは人工的に作られた多量のTFAが含まれていて、一方、反芻動物である牛からの牛乳に含まれるTFAは健康を害するほどの量ではないことがわかります。

表1. 国内に流通している食品のトランス脂肪酸含有量

表1. 国内に流通している食品のトランス脂肪酸含有量

TFAを摂取すると糖尿病などの生活習慣病のリスクを高め、血中のLDL(悪玉コレステロール)値を高め、心筋梗塞をはじめとする心臓疾患を引き起こす物質として、現在、米欧では使用規制されているのです。(規制については後ほどまた出てきます。)

では、なぜ、人はそのような危険なTFAを作ってまで食べているのでしょうか?

それは植物性油脂が、液体での取り扱いが困難なため、ただ単に取り扱い容易な固体にするためです。

具体的な例としてマーガリンがあります。バターは飽和脂肪酸の多い動物性油脂を使用していますので、もともと固形なため、加工は容易です。(注:飽和脂肪酸は固体になりやすく、不飽和脂肪酸は液体になりやすい性質を持っています。)しかし、マーガリンは不飽和脂肪酸の多い植物性油脂を使用していますので、人工的に水素を添加して液体を固体に変えているのです。

つまり、健康増進効果のある不飽和脂肪酸をわざわざ悪玉の飽和脂肪酸に変えているのですが、実は単に悪玉飽和脂肪酸に変えているだけではありません。その加工の工程で超悪玉のTFAが生成していたのです。

バターは、動物性油脂なので健康に良くなく、植物性油脂を使用したマーガリンの方が健康にいいと今でも思っている人も、今回で本当に健康に良くないのはマーガリンであることを理解してもらえたと思います。

心臓病が死因1位の米国のニューヨーク市ではファーストフード店を含む全レストランに対して、調理油やマーガリンなどに含まれるTFA量を1食あたり0.5g未満に抑えるように義務づけられています。また、米欧では、マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン、デニーズなどの大手外食チェーンもTFAを含まないメニューを提供しています。

日本の対応は・・・・・・

表2. トランス脂肪酸の一人あたりの平均摂取量

表2. トランス脂肪酸の一人あたりの平均摂取量

表2のように、明らかに米国に比べTFA摂取量は少ないのですが、マーガリンやショートニングを好んでよく食している日本人は明らかに過剰摂取しています。

残念ながら、日本ではいまだにTFAへの関心が低く、知らず知らずに多く摂取している人も多いので、TFA表示義務は必要との意見もあるようですね・・・

TF表示義務は当然です。でも、やはり新食物繊維のαシクロデキストリンはここでも救世主でした・・・・・

新食物繊維のαシクロデキストリンは不飽和脂肪酸の吸収を高め、飽和脂肪酸のみを選択的排泄する作用を持っているとして注目されています。

αシクロデキストリンの脂肪酸選択性に関する研究

実はさらにαシクロデキストリンのすばらいしい作用があります。シクロケムバイオの主任研究員である古根氏の研究によって、一価不飽和脂肪酸(C18:1)のシス体(善玉)とトランス体(悪玉)を摂取したとしてもαシクロデキストリンを同時に摂取すると、トランス脂肪酸のみを選択的に体外に排泄することを示唆する結果が得られているのです。(図2)

図2. トランス脂肪酸のαシクロデキストリンによる選択的析出作用

図2. トランス脂肪酸のαシクロデキストリンによる選択的析出作用

皆さん、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病予防、そして、健康維持のためにもマーガリンやショートニングの摂取は控え、一方で、食事前にαシクロデキストリンを積極的に摂取しましょう。ダイエット効果も期待できます。

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