プロテインベースパーソナル化サプリは朝に摂るのがベスト
朝食、昼食、夕食と一日に3度の食事の時間は人それぞれ異なりますが、平均的な食事時間として朝食を午前7時、昼食を正午(午前12時)、夕食を午後7時に摂るとすると、朝食と昼食の間は5時間、昼食と夕食の間は7時間ですので、必然的に夕食から朝食の間は12時間となります。つまり、1日の中で食事の間の時間が最も空くのが夕食から朝食です。
もし朝食を抜くと17時間も食事を摂らないことになり、血糖は低下します。血糖が低下すると、脳のエネルギー源であるブドウ糖を確保するために筋肉を分解してブドウ糖を作る働きが起こります。したがって、朝食抜きの生活を続けていると、筋肉減少によって基礎代謝量が減少し、安静時のエネルギー消費も低下します。その結果、肥満になる可能性が高くなります。実際に、アメリカの研究によりますと、270名の学生の調査で朝食抜きの学生は筋肉量が少ないことが判明し、朝食を摂らない人は摂る人の5倍肥満になると報告されています。
また、脳が朝食抜きによる血糖低下を察知すると、血糖を補おうと昼食と夕食で食べ過ぎとなります。そうすると、血糖は当然のこと上昇し、インスリンが過剰に分泌され、その結果、体脂肪は増えることにもなるのです。
一方、朝食で積極的にタンパク質を摂取すると筋肉分解は最小限に抑えられ、筋肉合成へとスイッチされ、筋肉合成が進み、筋肉は維持、または、増進されることとなります。これが、タンパク質(プロテイン)を含むパーソナル化サプリを朝に摂るべき一つの理由です。
次に、『時間栄養学』の視点から…
『時間栄養学』とは、「いつ、何を、どれだけの量を食べれば健康に良いか」という学問です。『体内時計』の研究から生まれ、2017年ノーベル生理学・医学賞受賞でも話題となりました。
『体内時計』は睡眠、体温、血圧のリズムを整える機能で健康の維持に重要な役割があります。社会生活の時間は1日24時間ですが、『体内時計』は24時間プラス数10分を1周期としています。つまり、社会生活の時間と『体内時計』の時間にはズレがあるのです。
そのズレは睡眠障害、うつ、高血圧、糖尿病などの病気につながります。そこで、毎日、ズレを補正して社会生活の時間と体内時計を合わせる必要があります。そのズレを補正する方法は毎朝、太陽の光を浴びることと朝食をしっかりと摂ることです。
朝食はパンとコーヒー、あるいは、ジュースだけでなく、乳製品(ヨーグルトや牛乳)、卵や大豆製品(納豆や豆腐)などのプロテインが含まれる食材も摂りましょう。朝にしっかりとタンパク質(プロテイン)や炭水化物が胃腸内に入ることで、目が覚めて体内時計はリセットされ、体内時計のリズムは整えられます。つまり、『時間栄養学』の視点からも、プロテインベースパーソナル化サプリを朝食に取り入れることは健康維持と増進に直結しているのです。
また、筋肉の維持増強には朝昼晩の均等なタンパク質摂取が有効であるという研究報告があります。昼食と夕食では比較的タンパク質を多く含む食事をしているのですが、朝食ではタンパク質はしっかりと摂れていないようです。
美容・健康維持のためのプロテインサプリメントの摂取は朝がおすすめの理由
さらに、朝にプロテインサプリメントを摂取すべき理由にタンパク質に含まれるトリプトファンを朝に摂ると、トリプトファンは体内で、まずセロトニンという幸せホルモンに変換され『体内時計』をリセットします。そして、15時間後の丁度就寝時に睡眠ホルモンであるメラトニンに変換され、良質な眠りに誘導してくれます。
生活習慣の認知症リスク(2) 睡眠習慣と認知症
以上のことから、パーソナル化サプリは朝摂りましょう。