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ロキサデュスタットは、雌マウスの運動パフォーマンスを向上させる
佐和田真一、遠正太、菅野篤信、山田幸佳、森采美、石田善行、中田大介、寺尾啓二、居場嘉教
第95回日本薬理学会年会(2022.03.07-09).
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コエンザイムQ10/R-α-リポ酸/γ-シクロデキストリン三成分包接体の調製と評価
上梶友記子、石田善行、中田大介、寺尾啓二
日本農芸化学会 2022年度大会、京都(2022.03.15-18).
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α-シクロデキストリンがもたらすプレバイオティクス作用の検討
近本啓太、古根隆広、森采美、寺尾啓二、吉川豊
第76回日本栄養・食糧学会大会(2022.06.10-12).
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α-シクロデキストリンによるスクロース摂取後の血糖値上昇抑制効果に関する研究
古根隆広、近本啓太、中田大介、寺尾啓二、吉川豊
第76回日本栄養・食糧学会大会(2022.06.10-12).
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酪酸菌(Clostridium butyricum MII-588)とα-シクロデキストリンのシンバイオティクスに関する検討
長谷川莉沙、上野千裕、近本啓太、古根隆広、瀧澤穣、石田善行、寺尾啓二
第76回日本栄養・食糧学会大会(2022.06.10-12).
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Effect of cyclodextrin on eating quality and postprandial glycemic response of high-amylose rice
Tomoko Yamaguchi, Yuka Shinbo, Rina Fukushima, Shinobu Fujimura, Yoshiyuki Ishida, Yasuaki Enoki
20th International Cyclodextrin Symposium, Italy (2022.06.13-17).
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酪酸菌(Clostridium butyricum MII-588)によるα-シクロデキストリンの資化性に関する検討
近本啓太、上野千裕、長谷川莉沙、古根隆広、滝澤穣、石田善行、中田大介、寺尾啓二
日本応用糖質科学会2022年度大会(第71回)(2022.08.31-09.02).
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Cell-based experimental evidence to the anti-COVID-19 potential of Ashwagandha and honeybee propolis ingredients
Renu Wadhwa, Durai Sundar, Yoshiyuki Ishida, Keiji Terao, Sunil C Kaul
UTRGV (University of Texas Rio Grande Valley) School of Medicine Research Symposium 2022, USA (2022.09.09-10).
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シクロデキストリンシンポジウム
<特別講演>シクロデキストリン消化管ケミストリー
寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
食品分野における“シクロデキストリン消化管ケミストリー”と題して、天然型シクロデキストリン(CD)、あるいは、機能性栄養素の天然型CD包接体を経口摂取した際の口腔内、胃内、小腸内、大腸内などの各消化管内におけるCDのさまざまな作用とその作用機序について紹介する。さらには、天然型CDの中で、唯一、α-アミラーゼに消化されず、乳酸菌や酪酸菌によって効率良く資化される性質を持つα-CDの『スーパー食物繊維』としての効能効果とその作用機序についても、我々がこれまでに明らかとしてきた知見を中心に紹介する。
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シクロデキストリンシンポジウム
セサミンのβ-シクロデキストリン包接による吸収性向上に関する検討
中田大介、近本啓太、古根隆広、佐藤有一、影山将克、中島野枝、友部晴菜、上畠さち、小橋理代、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
ゴマには有用な栄養素が多く含まれるが、その中で注目されているのがセサミンである。セサミンには強い抗酸化作用があり、様々な健康効果を示すことが知られている。これまでにシクロデキストリン(CD)を用いることでコエンザイムQ10やクルクミンなどの脂溶性物質の溶解性や経口吸収性が改善されることを見出している。脂溶性物質であるセサミンの水への溶解度は極めて低いため、CD包接によってセサミンの物性や吸収性が改善されることが期待される。本研究ではセサミンの水への溶解性や経口摂取時の吸収性の向上を目的としてセサミン-CD包接体を調製し、人工腸液におけるセサミンの溶解性およびヒト結腸癌由来Caco-2細胞単層膜を用いた吸収性評価を行ったので併せて報告する。
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シクロデキストリンシンポジウム
SARS-CoV-2の感染予防におけるα-シクロデキストリンの可能性
石田善行、ワダワ・レヌー、カウル・スニル、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の感染力は非常に強く、その感染メカニズムとして、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質がヒトの細胞膜上に存在しているアンジオテンシンI変換酵素2(ACE2)に結合し、さらに膜貫通性セリンプロテアーゼ2(TMPRSS2)により活性化されることで、気道上皮細胞の細胞内に侵入することが知られている。本研究では上皮細胞におけるACE2やTMPRSS2の発現におけるα-シクロデキストリンの影響について検討した。
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シクロデキストリンシンポジウム
アイスクリームの融解性に与えるα-シクロデキストリンの添加効果
古根隆広、宮本有香、石田善行、中田大介、寺尾啓二、松村 康生
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
アイスクリームは、牛乳、卵、砂糖などを原料としたエマルションを含む冷菓であることから、乳化剤はアイスクリームの改質剤として利用されており、アイスクリーム中のエマルションの状態や気泡性の分散状態などを改善する作用を持つ。α-シクロデキストリン(α-CD)は多機能性を発揮する特徴的な食物繊維であり、さらに中性脂肪を包接することで乳化作用を発揮することから乳化剤としても利用できる。そこで、本研究では、α-CDがアイスクリームの性質に与える影響について検討を行った。
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シクロデキストリンシンポジウム
市販乳酸菌とα‐シクロデキストリンの組み合わせによる新シンバイオティクス
上野千裕、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
シンバイオティクスはヒトの健康に寄与する微生物であるプロバイオティクスと、善玉菌のエサになるプレバイオティクスを組み合わせたものである。α-シクロデキストリン(α-CD)は消化管下部まで消化・吸収されずに到達して善玉菌のエサになるプレバイオティクスであり、これまでにプロバイオティクスである酪酸菌とα-CDとシンバイオティクスについて検討した結果、他のプレバイオティクスと比べて、α-CDでは酪酸菌および酪酸産生量が増加することを報告している。本研究では、市販されている乳酸菌とα-CDのシンバイオティクスの可能性について検討した。
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シクロデキストリンシンポジウム
α-シクロデキストリンを用いた酸素水製造法に関する検討
秋田知己、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
血中の酸素濃度を適正に維持することは持久的な運動や疲労の回復を助け、健康のために重要な要素の一つと考えられている。このため、酸素の摂取方法としては酸素ボックス中での吸入や、酸素水の摂取などが挙げられる。シクロデキストリン(CD)の中でも、特にα-CDは食後の血糖値上昇抑制や小型LDLの低減効果などの健康増進効果の他、腸内細菌による短鎖脂肪酸産生の活性化に寄与することで運動パフォーマンスの向上効果も期待されている食物繊維である。本研究では、α-CDのガスに対する包接作用を利用し、α-CDに酸素を担持させることで、α-CDと酸素を同時摂取できる高機能酸素水の開発を試みた。
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シクロデキストリンシンポジウム
黄色ブドウ球菌およびジンジバリス菌に対する抗菌剤とα-シクロデキストリンとの相乗作用に関する検討
木村円香、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
消化管内には様々な菌が存在しており、それらの中には病原性を示す菌もある。また、食品の消費期限にも菌が関係している。これらの菌に対する抗菌剤の研究は健康や食品の保存に役立てられている。グリシンや酢酸ナトリウムやリゾチーム等は日持向上剤として利用されている安全性が高い抗菌剤である。また、α-シクロデキストリン(α-CD)は食品添加物であり細菌の細胞膜に対して溶菌作用を示すことが見出されている。本研究では、種々の日持向上剤とα-CDを組み合わせた場合の、黄色ブドウ球菌(S.aureus)およびジンジバリス菌(P.gingivalis)に対する抗菌効果を調べた。
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シクロデキストリンシンポジウム
アマニ油-αシクロデキストリン包接体による血中小型LDL-コレステロール低減作用に関する検討
近本啓太、橋本優希、森采美、木村円香、古根隆広、中田大介、吉清恵介、Avirmed Baatarjav、Javzan Batkhuu、吉川豊、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
Low density lipoprotein-Cholesterol(LDL-C)値の上昇は動脈硬化リスクを増大させることがよく知られているが、近年ではLDLの中でも粒子サイズの小さい small dense LDL(小型LDL)が動脈硬化の真のリスクマーカーであると考えられている。アマニ油(FO)およびα-CDの摂取はそれぞれ小型LDLを低下させる作用を有しており、それらを組み合わせた包接体粉末はより強力な抗動脈硬化作用を有する食品素材として期待できる。本検討では、FO-α-CD包接体粉末の摂取が、小型LDL-コレステロール(sdLDL-C)値に与える影響について糖尿病性脂質異常症モデルマウスを用いて評価した。
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シクロデキストリンシンポジウム
プロテアーゼ活性を有するキウイフルーツ-αシクロデキストリン粉末の開発
森采美、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
プロテイン製品はタンパク質を手軽に摂取できる一方で、過剰に摂取したタンパク質の一部は小腸で消化されず、大腸で悪玉菌に代謝され、腸管バリア機能の低下や不快な体臭や肌荒れなどの原因となる。キウイフルーツはアクチニジンと呼ばれるタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)を持つため消化を助ける働きが知られている。これまでに、α-シクロデキストリン(α-CD)を用いることで、キウイフルーツの粉末を調製できることや、長期保存におけるアクチニジンのプロテアーゼ活性を安定化できることが明らかになっている。そこで今回は、キウイフルーツ-αCD粉末における様々なプロテイン製品中のタンパク質の分解活性について検討を行った。
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シクロデキストリンシンポジウム
酪酸菌の水素産生におけるα-シクロデキストリンの効果
長谷川莉沙、上野千裕、近本啓太、古根隆広、滝澤穣、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
酪酸菌(Clostridium butyricum MII-588、CBM)は酪酸産生能をもつプロバイオティクスであり、近年食品として広く利用されている。またCBMは、水溶性食物繊維を資化し、酪酸とともに水素ガスを発生させる特徴を持っている。腸内で産生される水素は、活性酸素種のヒドロキシラジカルを選択的に減らし、癌や生活習慣病などの予防効果を持つ。これまでにα-シクロデキストリン(α-CD)が他の水溶性食物繊維と比較してCBMに最も資化されやすいことが報告されていることから、本研究では酪酸菌がα-CDまたは他の水溶性食物繊維を資化する際に産生する水素量を比較した。
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シクロデキストリンシンポジウム
乳製品のフォーム安定化剤としてのα-シクロデキストリンの利用
行武詩織、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
牛乳に含まれるカゼインやホエイプロテインなどのタンパク質は、非常に高い発泡性(フォーム形成性)を有している。例えば、カプチーノは牛乳のフォームを利用した飲料である。α-シクロデキストリン(α-CD)は、摂取した際に食後の血糖値上昇抑制効果、小型LDL低減作用などを発揮する食物繊維である。またα-CDは卵白などのタンパク質の起泡性や気泡安定性を向上させる作用を持つことも報告されているが、乳製品のフォーム形成に対するα-CDの影響についてはほとんど検討されていない。そこで本研究では、コーヒー牛乳や牛乳のフォーム形成におけるα-CDの影響、およびタンパク質や増粘剤との併用効果について検討を行った。
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シクロデキストリンシンポジウム
コエンザイムQ10/R-αリポ酸/γ-シクロデキストリン包接体の作製と特性評価
上梶友記子、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
エネルギー産生において重要な役割を担うミトコンドリアの機能を正常に保つためには、コエンザイムQ10(CoQ10)、R-α-リポ酸(RALA)などの成分が必要不可欠である。これまでにγ-シクロデキストリン(γ-CD)で各々の化合物を包接することによって、健常人における吸収性が飛躍的に改善することを見出している。本研究では、CoQ10およびRALAの更なる溶解性の向上や賦形剤であるγ-CDの使用量の最適化を目的として、CoQ10とRALAの2種類の化合物をγ-CDで包接したCoQ10/RALA/γ-CD包接体を作製し、模擬胃液に対するRALAの安定性ならびに模擬腸液に対するCoQ10の溶解性を評価した。
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シクロデキストリンシンポジウム
Farnesolとtrans, trans farnesolのγ-シクロデキストリンによる包接複合体の単結晶X線構造解析
小川法子、林明日香、上梶友記子、石田善行、安永峻也、寺尾啓二、山本浩充
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
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シクロデキストリンシンポジウム
高アミロース米“越のかおり”米飯の食味及び食後血糖応答へのα-シクロデキストリンの影響
山口智子、新保有華、福島里奈、藤村忍、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
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シクロデキストリンシンポジウム
カンナビジオールのシクロデキストリン包接による溶解性向上に関する検討
森采美、石田善行、竹内啓貴、佐藤有一、中田大介、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
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シクロデキストリンシンポジウム
密度汎関数法を用いたテトラヒドロクルクミンとβ-シクロデキストリンとの包接複合体の水中における最安定構造の決定
池田浩人、大波多友規、中島梨恵、堤広之、藤澤雅夫、安楽誠、平山文俊、寺尾啓二
第38回シクロデキストリンシンポジウム(さいたま)(2022.09.10-11).
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Cyclodextrin chemistry in gastrointestinal tract
Keiji Terao
The 1st International Conference Natural and Biological Resources Technologies (2022.09.29).
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亜麻仁油-αシクロデキストリン包接体のsmall dense LDL-cholesterol低減作用とその関連因子に関する検討
古根隆広、近本啓太、橋本優希、吉川豊、森采美、木村円香、中田大介、寺尾啓二
第44回日本臨床栄養学会総会・第43回日本臨床栄養協会総会 第20回大連合大会(2022.10.07-09).
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Molecular link between stress and cancer: Nutraceutical interventions
Renu Wadhwa, Ashish Kaul, Yoshiyuki Ishida, Keiji Terao, Sunil C Kaul
5th International Conference on Nutraceuticals and Chronic Diseases, India (2022.10.07-09).
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Honeybee propolis for anticancer and antiaging interventions: Basic biology and mechanisms
Renu Wadhwa, Yoshiyuki Ishida, Keiji Terao, Sunil Kaul
BASIC AND TRANSLATIONAL RESEARCH FOR QUALITY OF LIFE, India (2022.10.11).
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シクロデキストリン消化管ケミストリー
寺尾啓二
日本化学会秋季事業 第12回 CSJ化学フェスタ2022(2022.10.18-20).
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Molecular link between stress, aging and cancer: learnings from three decades of molecular and interventional research
Renu Wadhwa, Yoshiyuki Ishida, Keiji Terao, Sunil Kaul
International Symposium on Recent Advances in Research on Healthy Aging and Future Challenges, India (2022.11.04-07).
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Hydroxylated soy isoflavones exhibit anti-diabetic properties via the inhibition of alpha-glucosidase and sodium-dependent glucose transporter SGLT1
Kai Lüersen, Keita Chikamoto, Ilka Günther, Takahiro Furune, Daisuke Nakata, Yukiko Uekaji, Naoto Hiramatsu, Yoshiyuki Ishida, Keiji Terao, Gerald Rimbach
22nd IUNS-International Congress of Nutrition (2022.12.06-11).