-
レスベラトロール-α-シクロデキストリン包接体の溶解性および吸収性評価
上梶友記子、行武詩織、岸岡麻由、石田善行、中田大介、寺尾啓二
日本農芸化学会 2023年度大会(広島)(2023.03.14-17).
-
ダルベポエチンαは、卵巣摘出マウスにおいて運動パフォーマンスを向上させる
山田幸佳、佐和田真一、遠正太、石田善行、中田大介、寺尾啓二、居場嘉教
日本薬学会 第143年会(札幌)(2023.03.25-28).
-
血中脂質プロファイル、特にsmall dense LDL-コレステロール値の改善を目的としたアマニ油-α-シクロデキストリン包接体の開発
近本啓太、橋本優希、木村円香、古根隆広、中田大介、吉清恵介、Avirmed BAATARJAV、Javzan BATKHUU、吉川豊、寺尾啓二
第77回日本栄養・食糧学会大会(2023.05.12-14).
-
α-シクロデキストリンによる大腸菌のCaco-2細胞への接着抑制効果
長谷川莉沙、近本啓太、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第77回日本栄養・食糧学会大会(2023.05.12-14).
-
アマニ油-αシクロデキストリン包接体摂取によるsmall dense LDL-コレステロール値の低下効果
近本啓太、橋本優希、古根隆広、中田大介、吉清恵介、吉川豊、寺尾啓二
日本応用糖質科学会2023年度大会(第72回)(2023.09.13-15).
-
食品分野におけるシクロデキストリン応用研究から生まれたパーソナル化サプリメント
寺尾啓二
第28回創剤フォーラム若手研究会(2023.09.14).
-
シクロデキストリンシンポジウム
ピペリンのシクロデキストリン包接による吸収性の向上に関する検討
中田大介、長谷川莉沙、近本啓太、石田善行、佐藤有一、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
ピペリンは、コショウ等に含まれる辛み成分であり、血圧低下作用、冷えの改善等を示す機能性表示食品関与成分として健康食品に利用されている。さらに、ピペリンはクルクミンなどの機能性成分やビタミン、ミネラルといった他の食品成分の吸収性を高めるという特徴的な効果を示す。しかしながら、ピペリン自体は水溶性が低いため体内に吸収されにくいことから、ピペリンの水溶性を高めることで、その摂取効果の向上が期待できる。また水溶性が高まれば飲料などへの応用も可能となる。本研究ではピペリンの水への溶解性や経口吸収性の向上を目的としてピペリン-CD包接体を調製し、ピペリンの水への溶解性および腸管吸収性モデルとしてのCaco-2細胞単層膜を用いた透過性試験を実施した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
ヨウ素系抗菌防カビ剤DMTS-シクロデキストリン包接体の粉末化と水溶性の評価
石田善行、中田大介、住藤 夏美、佐藤 陽日、吉村 正史、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
ジヨードメチル‐p‐トリルスルホン(DMTS)は、三井化学(株)が製造・販売している防カビ剤ヨートル®DP95の有効成分である。DMTSは高い安全性と高い防カビ性能が特徴で、木材保護剤、塗料、接着剤などに用いられている。しかしながら、DMTSは水に対する溶解性が極めて低いために、その用途が限定されていた。これまでに我々はメチル化-β-CD(MCD)水溶液を用いたDMTSの水溶化や安定性の向上等について報告している。本発表では、取り扱いをより容易にするためのDMTS-MCDの粉末化検討と、作製したDMTS-MCD粉末の水溶性について評価した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
アマニ油-α-シクロデキストリン包接体の小型LDL-コレステロール低減メカニズムに関する検討
近本啓太、橋本優希、古根隆広、中田大介、吉清恵介、Avirmed BAATARJAV、Javzan BATKHUU、吉川豊、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
血中のLow density lipoprotein(LDL)粒子はコレステロールや脂肪を各組織に運搬する役割を担っている。近年の研究では、LDL粒子のサイズは均一ではなく、粒子サイズがより小さなsmall dense LDL(小型LDL)が動脈硬化のリスクマーカーとして重要であることが明らかにされている。アマニ油(FO)およびα-CDはそれぞれ小型LDL値を低下させる作用を有している。我々はアマニ油-α-CD包接体(FO-α-CD)粉末を作成し、糖尿病性脂質異常症モデルマウスを用いた検討を行った結果、FO-α-CDは小型LDL-コレステロール(sdLDL-C)低減により有効であることを見出している。本検討ではFO-α-CD 摂取によるsdLDL-C低減効果のメカニズムの解明のために、Very low density lipoprotein(VLDL)粒子に含まれる中性脂肪量(VLDL-TG)や、動脈硬化リスクに関わる腸内細菌叢について調べた。
-
シクロデキストリンシンポジウム
脂肪酸のビフィズス菌への毒性に対するα-シクロデキストリンの阻害効果
上野千裕、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
通常、脂質は小腸で吸収されるが、高脂肪食を過剰に摂ると一部の脂質や胆汁酸が大腸まで到達し、ビフィズス菌の増殖を妨げ、腸内細菌叢の乱れを引き起こす。その原因の一つとして、脂肪酸などの脂質がビフィズス菌に対して毒性を有することに起因している可能性があると考察されている。本研究では、ビフィズス菌への各種脂肪酸の毒性に対するα-CDの効果についてin vitro系を用いて検討した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
モノクロロトリアジノ化β-シクロデキストリンとボラージシードオイルのコットン生地への同時グラフト化方法の検討
秋田知己、佐藤慶太、石田善行、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
繊維製品にグラフト化させたモノクロロトリアジノ化β-シクロデキストリン(MCTCD)に様々なゲスト分子を包接させることで揮発や洗濯での脱落を抑制し、それらの機能性を効果的に発揮させることができる。しかしながら、通常MCTCDとコットン生地との反応には150℃以上の高温処理を要するため、ゲスト分子の気化や変性を招く恐れがある。そこで、我々が過去に開発したポリアリルアミン(PAA)を助剤とする低温下でのMCTCDグラフト化方法を応用し、MCTCD-ゲスト分子の同時グラフト化を試みた。検討では、アトピー性皮膚炎の緩和に有効とされるγ-リノレン酸(GLA)を高濃度に含有するボラージシードオイル(BSO)をゲスト分子含有物質として用いた。
-
シクロデキストリンシンポジウム
クロセチンのシクロデキストリン包接による水溶性と吸収性の向上に関する検討
近本啓太、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
クロセチン(CRT)はカロテノイドのひとつで、サフランやクチナシなどに含まれる天然の色素である。CRTは眼の疲労を改善する作用を持つことから、機能性食品成分としてサプリメント等で利用されている。しかしながら、CRTは水溶性が低いため、飲料タイプのサプリメントへの利用は限定的である。本検討では、CRTと各種CDを組み合わせた、CRT-CD包接体を調製し、CRTの水への溶解性及び生体への吸収性の指標とできるCaco-2細胞単層膜への透過性を検討した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
α-シクロデキストリンによる腸管上皮細胞への大腸菌の接着に対する抑制効果
長谷川莉沙、近本啓太、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
細菌、ウイルスなどの病原体は、消化管上皮細胞に接着することにより、病原性を発揮することが知られている。このため、病原体の腸管細胞への付着を抑制することで感染を予防することが期待される。これまでに、ヒトミルクオリゴ糖が大腸菌(Escherichia coli :E.coli)の腸管細胞への接着を抑制し、感染性胃腸炎の発症を抑制することが報告されている。本研究では、腸管上皮細胞モデルであるCaco-2細胞を用いてE.coliの接着に対するα-CDの添加効果について検討を行った。
-
シクロデキストリンシンポジウム
α-シクロデキストリンを利用したフォーム形成剤の開発
行武詩織、古根隆広、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
近年、カプチーノやマキアート、ラテなどに代表される泡(フォーム)を利用した飲料の需要が非常に高まっている。フォームのトッピングは飲料の外観を非常にユニークなものに変えるだけでなく、滑らかな口当たりやクリーミーさなどの食感を与えることができる。α-シクロデキストリン(α-CD)は、摂取した際に食後の血糖値上昇抑制効果、小型LDL低減作用などを発揮する食物繊維であるが、その一方で、卵白や牛乳などに含まれるタンパク質の起泡性や気泡安定性を向上させる作用を持つことが報告されている。我々はα-CDと増粘剤の組み合わせが、種々のタンパク質の起泡性や気泡安定性を向上させることを見出している。本研究では、α-CDを利用した強い起泡性かつ気泡安定性を有する混合粉末であるコンプレックスA(ComA)の開発検討を行い、いくつかの飲料に対する応用について検討した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
レスベラトロール-α-シクロデキストリン包接体の経口吸収性評価
上梶友記子、行武詩織、岸岡麻由、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
レスベラトロールはブドウ果皮や赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種である。レスベラトロールはサーチュイン遺伝子の活性化による寿命延長作用が知られており、アンチエイジング素材として注目されている。しかし、レスベラトロールは水に対する溶解性が低いために生体内への吸収性が不十分である。これまでに、レスベラトロールの溶解性におけるシクロデキストリン(CD)の影響を検証したところ、α-CDがレスベラトロールの溶解度を効果的に向上させることを明らかにしている。本研究では、レスベラトロールの生体吸収性の改善を目的として、α-CDを用いて包接体を作製し、模擬腸液に対する溶解性を試験すると共に、ラットに対する経口吸収性を評価した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
オリーブ由来マスリン酸のシクロデキストリン包接による吸収性向上に関する検討
乙坂彩海、近本啓太、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
オリーブに含まれるトリテルペン類の一つであるマスリン酸は、関節痛の緩和や筋力の向上・抗疲労・筋肉痛軽減効果を持つことが報告されており、ロコモティブシンドロームやサルコペニアの予防が期待できる機能性食品成分としてサプリメント等で利用されている。しかし、トリテルペン類は脂溶性であることから、経口摂取による体内への吸収性が低いことが課題となっている。本研究ではマスリン酸を含むオリーブ果実抽出物を用いてCD包接体を調製し、水溶性および吸収性の指標となる食後人工腸液への溶解性を評価した。
-
シクロデキストリンシンポジウム
trans, trans farnesolとα-シクロデキストリンの包接複合体の単結晶X線構造解析
小川法子、加藤雄大、上梶友記子、石田善行、中田大介、安永峻也、寺尾啓二、山本浩充
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
-
シクロデキストリンシンポジウム
α-シクロデキストリンによる放射性ヨウ素甲状腺被ばく低減効果の検証
廣田昌大、西弘大、桧垣正吾、伊藤茂樹、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
-
シクロデキストリンシンポジウム
モノクロロトリアジノ化β-シクロデキストリンとポリアリルアミンの反応を利用した水不溶性有機-無機複合ポリマーの環境低負荷合成とその吸着特性
近藤良彦、南田悠、秋田知己、寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
-
シクロデキストリンシンポジウム
食品分野におけるシクロデキストリン応用研究から生まれたパーソナル化サプリメント
寺尾啓二
第39回シクロデキストリンシンポジウム(名古屋)(2023.09.20-21).
-
酪酸菌(Clostridium butyricum MII-588)に対するα-シクロデキストリンの資化性と臭気低減効果
古根隆広、上野千裕、長谷川莉沙、近本啓太、滝澤穣、石田善行、中田大介、寺尾啓二
第45回日本臨床栄養学会総会・第44回日本臨床栄養協会総会 第21回大連合大会(2023.11.11-12).
-
超高齢社会を生きる~ヘルスケアのためのシクロデキストリンの応用技術
寺尾啓二
第17回多糖の未来フォーラム/第508回 生存圏シンポジウム(2023.11.17).