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その4. 運動とヒトケミカルによる筋肉細胞の活性化と筋肉の維持

このシリーズでは、三大ヒトケミカル(CoQ10、R-αリポ酸、L-カルニチン)を摂取して、ヒトを構成している60兆個にもおよぶ様々な細胞すべてに存在するミトコンドリアを良質に維持すると、健康的なエイジング(K-エイジング)できる根拠となる論文や学術情報を紹介しています。

受精卵という細胞1個から分裂・分化を46回繰り返すとヒトを構成する60~70兆個の様々な細胞となります。一方、個人差はありますが、20才をピークに細胞は減少していきます。これがエイジング、つまり、老化現象です。

エイジング(老化)によって細胞が少なくなる⇒細胞分裂が減る??なぜか?

ヒトを含む多細胞生物の細胞は、無限に分裂するわけではなく、分裂回数は決まっているようです。その有力な説がテロメア説です。染色体の端にある配列がテロメアで、細胞分裂の鍵を握っていて、日々、細胞が損傷すると細胞分裂によって補われるが、最終的には分裂できなくなるというものです。細胞分裂が減少し、細胞数が38兆個以下となったところでヒトは寿命を迎えることになります。20才以降の細胞数の変化には運動、睡眠、食事、喫煙、ストレスなど様々な生活習慣が大きく影響してきます。

図1. 年齢によるヒトの細胞数の変化(イメージ)

図1. 年齢によるヒトの細胞数の変化(イメージ)

なかでも、細胞数の減少を抑えるために最も大きな効果を示す方法が、運動とヒトケミカルによる筋肉の維持です。なぜなら、ヒトの体の質量の40%を筋肉が占めており、筋肉は筋肉細胞から作られるからです。先ず、筋芽細胞が、線状に配列、融合して筋管となり、筋管が成長して筋線維が形成されています。融合しなかった筋芽細胞は、サテライト細胞となって筋線維の周囲に張り付いています。このサテライト細胞は、筋肉になる予備軍の幹細胞です。喫煙や激しい運動などで筋肉の一部が断裂損傷して組織が壊れると新たに筋線維を再生するための細胞です。さらに、このサテライト細胞は運動に応じて遅筋にも速筋にも変化できる柔軟性も持ち合わせています。しかしながら、運動をしないでいるとサテライト細胞は筋肉細胞とはならず、脂肪細胞に変化し、その結果、筋肉は細くなり、霜降り状態となります。

図2. 運動による筋肉細胞と筋肉の増減

図2. 運動による筋肉細胞と筋肉の増減

また、筋肉量と基礎代謝量には相関があり、筋肉量が減少すると基礎代謝量も減少することがわかっています。20才以降、30才代であっても運動しないで筋肉量が減ってくると基礎代謝量は減り、食事で摂取したカロリーは代謝されることなく中性脂肪として蓄えられる、つまり、太りやすくなっていきます。

図3. 年齢による筋肉量の減少と基礎代謝量の相関

図3. 年齢による筋肉量の減少と基礎代謝量の相関

筋肉を保つ鍵を握っているのは運動ともにヒトケミカルです。特に重要なのが三大ヒトケミカルの1つであるL-カルニチンです。そもそもカルニチンのカルニはラテン語で『肉』を意味しています。体内のL-カルニチンの90%以上は筋肉に存在しています。L-カルニチンが筋肉細胞内でミトコンドリアに脂肪を運搬することで脂肪燃焼がスムーズに行えるのです。L-カルニチンが『脂肪燃焼素材』と言われる所以はここにあります。

また、三大ヒトケミカルの残りの二つ、R-αリポ酸とCoQ10もミトコンドリア内でエネルギー産生に関っていることは既に述べました。

ヒトケミカルで健康的なエイジング、K-エイジング
その1. ヒトケミカル摂取で良質なミトコンドリアを維持してK-エイジング

さらに、CoQ10にはエネルギー産生作用とともに筋肉の保護作用のあることも紹介していますのでご参照ください。

ほんとに注目すべきは『吸収型CoQ10』!について
その3. 美しくみずみずしく健康な肌を保つには

このように運動とヒトケミカルを摂取することで効果的に筋肉細胞、筋肉を維持できることが分っています。健康的なエイジング(K-エイジング)を目指しましょう。

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