最新科学で証明された 超効率的に筋肉をつける最高の食事術
書籍概要
『最新科学で証明された 超効率的に筋肉をつける最高の食事術』
著者 | :寺尾啓二(てらお けいじ) |
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判型 | :A5判(左右148×天地210mm) |
ページ数 | :160ページ |
定価 | :本体1,500円+税 |
ISBN | :978-4299016096 |
発売日 | :2021年5月26日 |
発行 | :宝島社 |
ご参考紹介文
- プロテインを正しく摂取して究極のパフォーマンスを手に入れる。
- プロテインを摂るならα-オリゴ糖と一緒に!
- キウイフルーツで腸を整え、免疫力を高める!
- 第三の善玉菌、酪酸菌×α-オリゴ糖によるシンバイオティクスとは?
- クルクミンが毛細血管を強くする!
コロナ禍で自粛が続くなか、「コロナ太り」や「運動不足」を気にしている人に読んでほしい、正しい運動と栄養の知識が満載!「スポーツならテニスがおすすめ」「プロテインを摂るなら、キウイフルーツとα-オリゴ糖も一緒に」など、健康・ビューティー・スポーツパフォーマンスの目的別に、最新の研究データをもとにした運動法や栄養の摂り方をわかりやすく解説していきます。イラストや図解を豊富に掲載した楽しく読める一冊です。
皆さんに読んでほしい!本書ハイライト
本書59ページ
本ページでは、シュガーエステルが腸内で引き起こす細胞障害性に対するα-オリゴ糖の保護効果についてのデータを紹介しています。
食用乳化剤であるシュガーエステルは多くの食品に使用されていますが、その乳化作用が腸上皮細胞に障害を引き起こし、腸管バリア機能を低下させることが報告されています。腸管バリア機能が低下すると、ウイルスや病原性細菌、アレルゲン等が簡単に体内に侵入してしまいます(リーキーガット*1)。
α-オリゴ糖には、シュガーエステルから細胞を保護する効果があることがわかっています。シュガーエステルを使用した食品を食べるときにα-オリゴ糖を一緒に摂ると、α-オリゴ糖が乳化剤を包み込むことで、その毒性を抑えることができるのです。
一方で、難消化性デキストリンや他の食物繊維は、シュガーエステルの細胞障害性を低減させることができません。そのため、α-オリゴ糖は乳化剤が引き起こすリーキーガットに対して有効作用を示す唯一の食物繊維なのです。
*1:リーキーガットとは
腸には、100兆個を超える腸内細菌が生息しています。そのため腸内は、常に病原性細菌やウイルス、アレルゲン物質にさらされています。通常、腸内ではそれらから体を守るために環境因子バリアや物理的因子バリア、生物学的因子バリアといった三重のバリア機能をもっています。偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙、深酒などの好ましくない生活習慣を長年続けていると、このバリア機能が低下して、腸に穴が空いた状態になってしまいます。腸に穴が空いた状態では、本来であれば腸から排除されるべき有害物質のウイルスや病原性細菌、アレルゲン等が体内に漏れ出してしまいます。この状態にある腸を「リーキーガット」と呼びます。リーキーガットは、胃腸の疾患や慢性炎症、アレルギー疾患、自己免疫疾患など、さまざまな疾患に関連していることが明らかとなっています。
(右図は本書53ページより引用)
本書61ページ
本ページでは、α-オリゴ糖による酪酸菌と酪酸の変化についてのデータを紹介しています。
酪酸菌はビフィズス菌や乳酸菌に次ぐ第三の善玉菌といわれており、プロバイオティクス*2として注目されています。酪酸菌は、腸内で酪酸を作る細菌の総称です。酪酸は大腸の粘膜上皮細胞のエネルギー源として利用され、腸の働きを活発化させます。さらに腸内で善玉菌のすみやすい環境を整える働きがあります。本ページのデータから、α-オリゴ糖はイヌリン等の他の食物繊維に比べて、最も酪酸菌を増加させ、酪酸をより多く産生させることがわかります。そのため、α-オリゴ糖は酪酸菌の作用を最大限に引き出すことができるプレバイオティクス*3であり、それらを組み合わせたシンバイオティクス*4はより優れた整腸作用をもらたします。
このほかにも、α-オリゴ糖には他の食物繊維に比べてさまざまな優位性があります。本書で紹介していますので、ぜひご覧ください。
*2:プロバイオティクスとは
ヒトの健康維持に対して良い働きをする微生物のことです。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌がよく知られています。最近では、それらに次ぐ第三の善玉菌として酪酸菌が注目を集めています。
*3:プレバイオティクスとは
腸内で善玉菌の栄養源となって、善玉菌の増殖を促進する食品成分のことです。難消化性のオリゴ糖がよく知られています。
*4:シンバイオティクスとは
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたものです。プロバイオティクスだけを摂取しても、その菌は腸に定着せず、自分の腸内細菌自体を増やすことにはつながりにくいことが分かっています。プロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒に摂取することで、自分に合った善玉菌が腸内で育ち、よりすぐれた腸内環境がつくられるのです。
(右図は本書37ページより引用)
メディア情報
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『動脈硬化と突然死の知られざる原因!「小型LDLコレステロール」の怖い話』でもα-オリゴ糖の優位性をご紹介しています。本書とあわせてぜひご覧ください。