株式会社シクロケム
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シクロケムヒストリー

シクロケムの歴史と沿革です。をクリックするとその時の寺尾社長エピソードをお読みいただけます。

寺尾社長の全エピソードはこちら。
シクロケム沿革 寺尾啓二
STORY
2000年(平成12年)
5月株式会社テラバイオレメディックを設立(神戸市)
2002年(平成14年)
2006年(平成18年)
2008年(平成20年)
9月株式会社コサナ、MGOマヌカハニー発売
2010年(平成22年)
5月株式会社テラバイオレメディック、株式会社シクロケムバイオに社名変更
2013年(平成25年)
2015年(平成27年)
2016年(平成28年)
2月神戸本社ビル設立(神戸市)
4月株式会社コサナスポーツアンドヘルスケア、テニスアカデミー開業
「熱血スーパーテニス」(サンテレビ)テレビ放送開始
2017年(平成29年)
1月東京本社移転(PMO新日本橋)
5月株式会社コサナ、新物流センター設立(岡山県赤磐市)
2018年(平成30年)
1月株式会社シクロケム、「ヒトケミカル」商標登録
2019年(平成31年/令和元年)
2月α-シクロデキストリンを機能性関与成分とした機能性表示食品“難消化性αオリゴ糖”が登録される
8月コサナニュージーランド設立(ニュージーランド)
10月コサナヨーロッパ設立(ドイツ)
2020年(令和2年)
7月株式会社コサナ、「PHYTO-ACTIVE」商標登録
12月株式会社コサナ、「NZCAPE」商標登録
2021年(令和3年)
6月株式会社コサナスポーツアンドヘルスケア、ドイツ発パーソナルトレーニング「ミロン」(milon)を導入した「SKBLab.」設立
株式会社コサナ、パーソナル化サプリメント発売
2023年(令和5年)
2月株式会社コサナ、α-シクロデキストリンを機能性関与成分とした「小型LDLを減らす」機能性表示食品“難消化性αオリゴ糖S”が登録される
12月ニュージーランドギフトショップ閉店(東京都港区赤坂)

各社創業エピソード

株式会社シクロケムバイオ・株式会社シクロケム

 代表取締役社長寺尾は、α,β,γ,それぞれのシクロデキストリンを選択的かつ経済的な製造方法を開発者であり、親友でもあるゲーハート・シュミット氏の頼みから日本では唯一の3種のシクロデキストリンを扱える会社として2000年に株式会社シクロケムバイオ(株式会社テラバイオレメディック)、2002年には株式会社シクロケムを設立しました。設立当時、日本ではα,β,γのそれぞれのシクロデキストリンの特徴を活かした応用技術が確立されておらず用途開発からのスタートでした。代表寺尾を含めた研究員2名、営業1名の3名から始まり、現在(2021年)では社員60名のシクロデキストリン業界をリードする企業として、多数の研究成果を発表しています。
寺尾啓二Story Episode3 ゲーハート・シュミットさんとの出会い~シクロケム創業

株式会社コサナ

 2006年株式会社コサナは、株式会社シクロケムバイオ・株式会社シクロケムのシクロデキストリン応用技術を活かし、「健康・美容・運動」を目的とした一般消費者向け商品の販売会社として設立しました。“シクロカプセル化”技術を使ったサプリメント商品を販売していましたがKerry Paul氏よりMGOマヌカハニーの紹介を受け、2008年、マヌカヘルスニュージーランド社日本総代理店として日本で初めてMGOマヌカハニーの発売を開始しました。株式会社シクロケムバイオおよび協力研究機関で得られたエビデンスに基づいた商品提案力と品質管理を強みとして、百貨店を中心としたビジネスを展開、2018年に日本国内マヌカハニー市場トップシェアを獲得しました。その後、品質問題などから2019年マヌカヘルスニュージーランド社と代理店契約を解消。同年、7月コサナオリジナルブランドMGOマヌカハニーを立ち上げました。また、さらなる品質管理体制とMGOマヌカハニーやNZプロポリスのビジネス拡大のため、2019年海外法人コサナニュージーランド、コサナヨーロッパを設立しました。現在でもマヌカハニーファンから根強い支持を得ています。
寺尾啓二Story Episode4 コサナ創業、マヌカハニーとの出会い

マヌカハニー新ブランド立ち上げの理由 その1 品質問題

 2008年以来株式会社コサナはニュージーランドマヌカヘルス社の日本総代理店としてMGOマヌカハニーの日本における認知度を向上させ、トップブランドにしました。しかしながら、2016年、それまで研究や開発に注力していた経営責任者CEOの退任をきっかけに、品質に問題が見られるケースが増える傾向となりました。株式会社コサナは、輸入後、日本国内で品質をチェックしていましたが、その品質に問題のある製品の頻度も高くなり、平均約2割以上の製品を廃棄、あるいは、ニュージーランドへ返品する状態となりました。また、マヌカハニーの品質問題は1社だけに留まるものではなく、ニュージーランドから輸入されている多くのマヌカハニー製品に及んでいました。マヌカハニーは抗菌成分のメチルグリオキサール(MGO)の分析はニュージーランドで行われ、MGO数値が商品に表示されていますが、その数値を偽った商品も販売されていました。

:MGO860+(500g)を税込み価格24,980円で購入し、そのMGO濃度を分析したところ、860mg以上/kgからほど遠く、実際の含有量はわずか373mg/kgでした。

:マヌカハニーMGO900+(500g)から、CODEXによる基準値(HMF40mg/kg)を超えたヒドロキシメチルフルフラール(HMF)が検出されました(分析値2343.7mg/kg)。

これらの品質問題を解決するため、品質問題のない自社製品を輸入するべく現地法人コサナニュージーランドを立ち上げることとなりました。

マヌカハニー新ブランド立ち上げの理由 その2 NZプロポリス

 コサナが2019年6月にニュージーランドのパートナーであったMH社から離れてオリジナルブランドを取り扱うことになったもう一つの理由は、プロポリスの産地変更でした。当時マヌカヘルスニュージーランド社は、安価であるという理由からキャンディの原料となるプロポリスの産地をニュージーランド産からウルグアイ産に変更しました。新しいCEOを迎えた同社では、「ウルグアイ産であってもニュージーランドで作られたプロポリスキャンディなのだからニュージーランド製品としていい」と主張し、ニュージーランド産プロポリスキャンディとして販売する方針でした。これに対し株式会社コサナは、ニュージーランド産プロポリスを使用していると信じる消費者を欺くことになるため、産地をニュージーランドだけに限定したプロポリスを取り扱うため新ブランドを立ち上げることとなりました。また、株式会社シクロケムバイオと国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の研究成果からNZプロポリスに含まれるCAPEの機能性が明らかとなり、独自にプロポリスニュージーランド社と提携し、10gのプロポス中にCAPEが30mg以上含まれているCAPE高含有のプロポリスを採用し、サプリメント、キャンディなど、コサナオリジナルのNZプロポリス製品を開発することとなりました。

NZプロポリスに含まれる注目の成分CAPE(ケープ)

 ニュージーランド(NZ)産プロポリスには他の国のプロポリスに比べて圧倒的に高濃度のコーヒー酸フェネチル(CAPE)という特別な機能性成分が含まれています。CAPEには希少難病である神経線維腫症、癌、痛風、高尿酸血症などの様々な病気に対する改善作用のあることが見出されており、株式会社シクロケムバイオは、健康増進に有益なCAPEの研究開発を国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同で行っています。

主な研究成果
  • 生体利用能の向上
    γ-オリゴ糖を用いてCAPEの生体利用能を高めることで、NZプロポリスの抗がん作用が高まることを見出しました。
  • 認知症の予防効果
    CAPEには認知症の予防効果のあることも明らかとした。脳内のタンパク質は老化や日頃のストレスなどが原因で凝集しますが、このタンパク質凝集がアルツハイマー病やパーキンソン病などの認知症を引き起こすことが知られています。CAPEにこのストレスによるタンパク質凝集の抑制作用のあること、つまり、CAPEには認知症予防の効果のあることを確かめました。
  • 脳機能(神経細部の分化誘導)の改善
    CAPEにはストレスによって発生するタンパク質凝集体を拡散化する作用があるだけでなく、脳神経細胞の分化誘導作用において、57機能性成分の中からCAPEが最も有効な物質であることが明かとなりました。この脳神経細胞の分化誘導に有効な物質としてはレチノイン酸(RA)が知られているが、RAを比較して、3倍の能力を持っていること、つまり、CAPEには認知症の予防効果だけでなく、脳機能の改善効果もあることも確かめられています。
  • 脳機能(記憶・学習)の改善
    マウスにスコポラミン(Scopolamine、SC)という薬剤を与えると記憶・学習機能が低下してしまいますが、SCを与えてもCAPEを摂取していれば、記憶・学習機能の低下は抑えられ、CAPE-γオリゴ糖包接体を摂取すると、SCを与えているにもかかわらず、SCを与えていないマウスよりも記憶・学習機能が向上すること、つまり、生体外のビトロ試験だけでなく、生体内のビボ試験においても、脳機能改善効果のあることが確かめられました。
    株式会社シクロケムバイオ「今、注目していること」

株式会社コサナスポーツアンドヘルスケア

 栄養と運動を組み合わせた健康事業の拡大のため、2016年株式会社コサナスポーツアンドヘルスケアを設立。神戸本社併設のテニスコート(オムニコート)で専属コーチによるグループレッスンが受講できる「COSNAテニスアカデミー」を開業。初心者から上級者、ジュニアからシニア世代まで兵庫県近隣の地域から熱心なテニスプレーヤーが集っています。店内には、ヒトケミカル、MGOマヌカハニーといった株式会社コサナ商品の物販の他、店内キッチンで調理された栄養バランスを考えたランチを楽しめます。2016年4月より専属コーチが出演するテレビ番組「熱血スーパーテニス」(サンテレビ)の放送が開始。2021年には、全米オープン公式試合と同じ仕様のハードコートの増設に加え、個人の体格に合わせたトレーニングプログラムが設定できるトレーニングマシン「ミロン」(milon)、目的に合わせたパーソナルサプリの発売など、世界に挑戦するテニスプレーヤーの育成や、栄養×運動×パーソナライズビジネスモデルを確立し、「健康・運動・美容」を目的とした一般利用者の拡大を行います。

株式会社コサナ・ケイジング・ライフ(ふれあい健康アイランド)

 国内での平均寿命が高まる一方で、日常生活を制限されることなく健康的にすごすことができる期間である健康寿命との差が広がり、寝たきりあるいは介護を必要とする時間が長くなることが問題となっています。家族のことを思う介護が必要とならない“健康的なエイジング”を目指し2017年、岡山赤磐市に株式会社コサナ・ケイジング・ライフを設立しました。2018年、運動機能訓練施設「和気赤磐の楽園~コサナふれあい健康アイランド」を開業。VRで空中飛行を楽しみながら体幹がトレーニングできる「イカロス」(ICAROS)をはじめ、様々なアミューズメント性とフィットネスを兼ね備えた器具、人工芝で行う「バウンドテニス」、ヨガなど、老若男女、高齢者から子供まで楽しめる運動施設となっています。
寺尾啓二Story Episode7 母の介護そして株式会社コサナ・ケイジング・ライフ創業

ニュージーランドギフトショップ

 2008年に株式会社コサナでマヌカハニービジネスが始まってから5年が経とうとした頃、マヌカハニーのさらなる認知度向上を求めて、東京都港区赤坂にニュージーランドギフトショップ(以下、ギフトショップ)を開店することを決定、2013年8月にグランドオープンしました。以来、ニュージーランド大使館をはじめ、ニュージーランド航空など様々な企業とも親交を深め、ニュージーランドと日本の架け橋となる存在として運営を続けています。
※2023年12月、閉店いたしました。ご支援をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
寺尾啓二Story Episode5 日本にいながらニュージーランドを感じるニュージーランドギフトショップ創業

NEW ZEALAND CAFÉ AKASAKA

 2017年4月には、ギフトショップの入るビル1FにNEW ZEALAND CAFÉ AKASAKA(以下、カフェ)をオープン。ギフトショップで扱っているマヌカハニーやニュージーランドを代表する食材を扱った料理を提供することで、マヌカハニーの認知度向上に相乗効果をもたらしています。
ギフトショップ・カフェともに、近年のマヌカハニーへの注目の高まりにより、イベント出店やメディアで取り上げられる機会が増加しました。また、日本にいながらニュージーランドを体感できるとあって、B to Bビジネス開拓の場としてだけでなく、近隣住民やビジネスパーソンの憩いの場ともなっています。