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高畑 好秀さん『心・技・体-無理なき調和を導く』

高畑好秀さん
高畑 好秀さん
メンタルトレーナー
寺尾 啓二
寺尾 啓二
弊社代表取締役

力を出し切ったという実感が大切

寺尾:高畑さんは有名スポーツ選手を始め、ビジネスマンや数多くの人々のケアをしていくメンタルトレーナーとしてご活躍されています。具体的にはどういうことをされているのですか?

高畑:メンタルトレーニングといってもすごく幅が広いのです。集中力を高めたり、リラクゼーションの要素が入っていたり……思考そのものを変えてしまうこともあります。

寺尾:私も以前は、よくテニスの大会に出場していたので、試合で緊張しないように、メンタル強化の本を結構読んでいた時期がありますよ。

高畑:スポーツではよく、「心・技・体」ということをいわれるのですが、何事においても、その3要素が全て揃った時に、人間は1番いい結果を出せると思います。

寺尾:そうですよね。1つでも欠けると、当たり前のことも出来なくなってしまいます。その中でも「心」を鍛えるのは大変ですね。物は取りようといいますか、気持ち1つで随分変わりますし。ビジネスもスポーツでも、運とか、自分の実力以外の部分で失敗することもありますから。

高畑:そうなのです。失敗したとしても、力を出し切れたという実感が自分の中にあれば、次に繋がっていくはずなのです。だから、力を出し切れずに終わるというのは1番致命的ですね。
分かってもらおうから気づいてもらおうへ

分かってもらおうから気づいてもらおうへ

寺尾:そもそも、どういうきっかけでメンタルトレーニングを始められたのですか?

高畑:僕はもともとメンタルが弱かったのです。小学校の時は「教科書を立って読んでください」といわれても、赤面して読めなかったり。野球をずっとやっていたのですけど、練習では打てても、試合やランナーがいる場面では打てないということが多かったのです。

寺尾:私も趣味でやっているテニスの試合など、プレッシャーがかかる場面になると緊張してしまいますね(笑)。

高畑:それで、どうせだったら勉強しながら自分を変えていけるようなゼミがいいなと思っていたら大学で「スポーツ心理学」という科目があったのです。でも、大学の授業は研究ですから、直接現場で役立つことというのは教えてもらわなかったのですけれど、学んだことを自分なりの方法論に落とし込んでいく中で、徐々に自分自身がピンチに強くなったり、動じなくなったりしました。

寺尾:メンタルトレーナー自体が認められていなかった当時、理解してくれる人を見つけたり、仕事を作っていったりするというのはものすごいことですよね。

高畑:すごいといえるものではないですよ。でも、今振り返ってみると、「若い頃は何でこんな大事なことを分かってもらえないんだ」と自分のいっていることを“分かってもらおう”としていたようです。でも、ある時ふと、人間は他人にいわれて何かを気づくものではないのだなと分かったのです。

寺尾:そうですね。必要に迫られたり、それが必要だと気づかなければ取り組みませんよね。

高畑:必要なことだけは伝えておいて、後は本人の裁量に任せる。そうすればいずれ気づいてくれる人が出てくる。そう考えたら「伝えなきゃいけない」という思いから解放されて、肩の荷が軽くなりましたね。

寺尾:実は、今コサナのビジネス展開が非常にそれに近いのです。私たちは、個々のサプリメントを1つひとつの実験データをとって効果を実証しています。でも薬事法があるので、1つもそれは公にいえない。いつか、エビデンスがあることをきちんと伝えられる時代が来るのだろう、と思って今やっているのです。

ありのままの感覚を保つ

高畑:そういえば、いただいたサプリ飲んでいますよ。

寺尾:是非、シクロカプセル化リポ酸を飲んでいただきたいですね。コエンザイムQ10は数年前から話題になっているのですが、リポ酸と同時にとると、より持久力が高まるのです。それは弊社にエビデンスがあります。元々、リポ酸とQ10を同時に摂取することは出来ません。リポ酸は食前に飲まないと体内に吸収されず、食後だと食べ物にくっついてしまいます。逆にQ10は食前にとっても吸収されないのです。でもそれを実現したのが弊社の技術であり、このシクロカプセル化リポ酸なのですね。

高畑:なるほど。でも、先ほどの話ではないですけど、飲まされるのか、自分の意志で飲むのかで効果は全く違うと思いますね。

寺尾:そういう意味ではこれはダブルの効果がありますね。ご説明したように、エビデンス的には間違いないことですし、それを理解出来たうえで飲んだとしたらメンタルとフィジカルのダブルの効果があるということですよね。

高畑:そうですね。大切なのは選択する自分の意志です。ヘビースモーカーでも長寿の人はいるし、逆に健康にものすごくこだわっている人が若いうちに亡くなったりということはありますからね。意外と健康オタクだという人が病気がちだったりしますからね。強くやみくもに何かに依存するというのは、いずれにしてもよくないと思います。

寺尾:確かに、気持ちのもちようでどうにでもなるということは非常によく分かるのですけど、逆境に立った時っていうのは、なかなかそう思えないという場合もありますね。そういう時はどうやって気持ちを切り替えるのですか?

高畑:僕は「気持ちを切り替える」という言葉自体があまり好きではありません。気持ちを切り替えるという時点で、その人は何かに執着しているわけですよね。それに執着しているから、切り替えなきゃいけない。だからトレーニングしているスポーツ選手に対しては、執着せずにありのままの感覚でいるようにいいますね。

寺尾:それを、高畑さんは選手たちに執着させないように継続して指導していくわけですか?

高畑:そうですね。人間、「心・技・体」すべてクセがついてしまうと思うのです。右利きの人は、ずっと右ばかりを使っているからそうなるわけで、左を使えば左利きになりますよね。心も同じで、悪い思考パターンを繰り返し使っていれば、そう考えるクセができてしまうわけです。

寺尾:「心・技・体」全てクセがつくのですね。今日は非常に興味深い対談でした。どうも、ありがとうございました。

高畑:こちらこそありがとうございました。

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