株式会社シクロケム
日本語|English
知る・楽しむ
生活の和らぎを求めて

みどりひかりさん『楽しく磨く健康の道とは…』

みどりひかりさん
みどり ひかり さん
KARADA・KOKOROエクササイズ インストラクター
寺尾 啓二
寺尾 啓二
弊社代表取締役

心と体のバランスを整えるために

寺尾:みどりさんは、心体術三段という肩書きをお持ちで(現在、KARADA・KOKOROエクササイズ インストラクター)、子供のころからずっと剣道をされていたということですが、どのようなきっかけで始められたのですか?

みどり:実は剣道を始めたのは、私自身が肥満児だったからです。

寺尾:みどりさんが、肥満児だったのですか? 今のお姿からは想像できないですね。

みどり:本当です。私の母親が心配して、スポーツ少年団に入れてくれたのです。当時、私の家の近くのスポーツ少年団には、柔道と剣道があったのですが、女の子だったので母親が剣道を選んだようです。

寺尾:今では、ヤワラちゃん(谷亮子選手)などの有名選手の活躍のおかげで、女の子が柔道をするのは珍しくはありませんが、当時はほとんどいなかったでしょうからね。

みどり:ええ。

寺尾:そこからどのようにして、武道をすることに繋がったのですか?

みどり:学生時代に自律神経失調症という病気で体を壊してしまい、治療のために西洋・東洋医学問わずいろいろな病院に行ったのですが、どこに行ってもすぐには完治しないということを言われてしまいました。その時に、どうしようかと考えて、ひとつのアイデアが浮かんだのです。

寺尾:それは何ですか?

みどり:自然治癒力を高めることです。そのためにいろいろな手段を模索したのですが、その時に最終的に辿り着いたのが武道の道場というわけです。

寺尾:まずは体を治すことだったのですね。

みどり:初めは自分の治療のためだったのですが体を動かすことの素晴らしさを他の人にも伝えたくなって、この道を追求するようになりました。

寺尾:みどりさんがインストラクターをされていた武道とはどのような武道なのですか?

みどり:心の使い方、体の使い方を覚えよう、という武道でした。心と体は表裏一体ですから、実に理にかなっていました。

寺尾:そうですね。肉体がよくても、精神的にストレスを溜めすぎると病気になってしまいますから。

忙しすぎる現代人への警鐘

みどり:本当の健康には、心と体の両方の健康が必要だと思います。特に、忙しさのあまり、体を動かしていない方が多いのが心配ですね。ハードに運動するのではなくて、ただ体をほぐすだけでも頭の回転がよくなって、いいアイデアが生まれたり、コミュニケーションがうまくとれるようになったりして、仕事がスムーズにいくはずなのですが、現実的には難しいようですね。

寺尾:私はテニスが趣味で、毎週体を動かしているのですが、周りを見ると運動不足の人が多いですね。空いた時間に歩くだけでもいいとは思うのですが、その習慣がない人には難しいみたいです。

みどり:そうです。ちょっと意識を変えるだけでいいのです。歩くことも、考え方によっては運動です。会社までの道のりをだらだら歩くのではなくて、「運動している」と意識するだけでも、全然違います。

寺尾:最近万歩計を買ったのですが、これをつけているだけで、歩くことに対しての意識が変わりますね。仕事の合間に、「今、何歩かな?」とついつい見てしまうので、数が少ない時にはわざと移動距離を伸ばして歩数を増やしたりして、楽しく歩いています。

みどり:それはいいですね。本当にちょっとした意識の違いで、心と体が健康になりますね。

寺尾:今までの話と関係するのですが、以前、医師の中野先生という方と意気投合して、『メタボリックシンドロームからアトピーまで腸で克つ』という本を出したことがあります。その時に、中野先生から日本人の高齢者の4分の1が寝たきりという事実を教えられ、寿命そのものを長くするよりも健康で過ごすことができる時間 ―言ってみれば健康寿命ですね― を長くする方が大事だと思いました。私たちは健康寿命を長くする方法についてよく話したのですが、その方法が3つしかないことに気づきました。

みどり:どのような方法ですか?

寺尾:1つ目は『生活の習慣を変える』、2つ目は『運動をする』、3つ目は『足りない栄養分をサプリメントで補う』というものです。

みどり:なるほど、実にいい考えですね。

寺尾:ただ、1つ目の『生活習慣を変える』というのは、みなさん仕事などで忙しくて、実現するのはなかなか難しいので、残り2つの『運動する』と『足りない栄養分をサプリメントで補う』がポイントになってくると思います。

みどり:この2つですと、私と寺尾さんの専門分野ですね。

寺尾:私と中野先生で健康寿命を長くすることについていろいろと話したのですが、運動の部分はまだしっかりできていませんでした。今回の対談では、みどりさんから、運動の分野のご意見をお聞かせいただき、勉強になっています。

みどり:こちらこそ、ありがとうございます。

楽しく、長く「運動」する

寺尾:みどりさんの出された『まるまる体操 ココロ*カラダ*キラキラシェイプ』という本を読みましたが、そこで、みどりさんが実践されている「まるまる体操」という運動で、芸能人のふじいあきらさんが1ヶ月で体重が6キロ、ウエストが13cm、体脂肪が3.1%ダウンされたというのには驚きました。

みどり:ふじいさんはとてもまじめな方なので、毎日続けたのが効果的でしたね。普段の生活だけではなく、地方へロケに行ったときでも続けられていたようでした。

寺尾:その時には、他に食事制限などはされていたのですか?

みどり:特別なことはせずに、ちゃんと朝昼晩と食事はしていたようです。ただ、寝る前のビールは控えていたようですけど。

寺尾:ビールを控えるのはすごいですね(笑)。なかなかできないですよ。実は私、先ほどの『メタボリックシンドロームからアトピーまで腸で克つ』という本を出した後に「自分がメタボリックシンドロームになってしまったら、この本の信憑性がなくなってしまうな」と思って、いろいろとがんばっています。でも、ビールを控えるのは難しいですね。

みどり:そうですね。お気持ちはわかります。ただ、あまり制限しすぎてしまってもいけませんよ。やはり楽しくやることが続けられるコツだと思います。

寺尾:何にせよ、運動することや節制することがストレスになったり、強迫観念におそわれたりすると、心のバランスが崩れますしね。

みどり:心と体、この両方のバランスがよくて、初めて健康と言えると思います。
今日は楽しいお話をありがとうございました。これからも、世の中の健康のためにいろいろな製品を開発してください。

寺尾:こちらこそ、本日はありがとうございました。みどりさんも、世の中の心と体の健康のためにがんばってください。

みどりひかりさんプロフィール

KARADA・KOKORO エクササイズ インストラクター
カラダとココロの健康をテーマとした研究を続けている。
「ミラクル☆シェイプ」(日本テレビ)でマジシャン・ふじいあきら氏のシェイプアップを成功させ、注目される。2006年6月10日にその「まるまる体操」をまとめた本「まるまる体操 ココロ*カラダ*キラキラシェイプ」を出された。

相談コーナー

ご質問やご相談がございましたら、以下のジャンルからお問い合わせをお願いいたします。