シクロデキストリン製品シクロデキストリンとは?
シクロケムのシクロデキストリン包接体製品BRプロポリスCD
「アルテピリンC」(ARC)
ミツバチの生産物の1つであるプロポリスは、ミツバチが植物の防御物質である樹脂などを集めて巣の補強や保持のために利用している物質です。古くから民間医療薬として世界中で珍重されており、多くの研究によってその抗微生物(細菌・真菌・原虫)活性、抗ウイルス活性、抗酸化作用、抗腫瘍活性などが明らかになっています。また、ブラジル産プロポリスに含まれるアルテピリンC(ARC)には糖代謝を促進する効果も知られています。
シクロケムバイオのBRプロポリスCDは、ARCを高濃度に含有する超臨界抽出プロポリスを原料に用い、高粘度で取り扱いが容易ではないプロポリスをγ-シクロデキストリン(CD)によって粉末化したプロポリス粉末です。有効成分であるARCがγ-CDによって包接されることで水に不溶なARCの溶解性が改善されており、吸収性の向上が期待されます。また、プロポリス特有の風味がγ-CDによってマイルドにマスキングされているのが特徴です。
ARCとは…ブラジル産プロポリスに含まれる特徴的な成分であるARCには抗炎症効果や糖代謝を促進する効果が知られていますが、脂溶性が高く、吸収性が悪いことが知られています。BRプロポリスCDは、γ-CD包接によってこれまでのプロポリスを改善した新しいプロポリス粉末です。
プロポリスCD粉末の機能性
次のような機能性がご活用いただけます。
抗酸化活性 | 抗炎症作用 |
抗菌活性 | 抗真菌活性 |
抗ウイルス活性 | 口腔ケア |
糖代謝促進効果 | 抗メタボリック症候群 |
γ-シクロデキストリンによるプロポリスの物性改善効果
アルテピリンCの可溶化
体内でのアルテピリンCの溶解性を確認するため、超臨界抽出プロポリスとBRプロポリスCDを人工腸液へ加えた際のアルテピリンC濃度を測定した。
実験
人工腸液にサンプルを加え(プロポリス量として10mg)、37℃で30分間撹拌した後、フィルター濾過したろ液中に溶解したアルテピリンC濃度を分析した。
結果
超臨界ブルポリスを用いた時のアルテピリンC濃度に対し、γ-CDで包接処理したBRプロポリスCDでは約3倍のアルテピリンC濃度が観察された。
特性等
本品は超臨界抽出プロポリスにγ-シクロデキストリンを加えて粉末化した商品です。粉末中にプロポリス由来の固形物を約25%含みます。
規格項目 | 規格値 |
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性状 | 黄色~薄黄色粉末で特有のにおいがある。 |
水分 | 8%以下 |
一般生菌数 | 1000個/g以下 |
大腸菌群 | 陰性 |
品質保持期限
製造後2年間(開封後はお早めにご使用ください。)
保存方法
臭気の強い場所、湿度の高い場所を避け、室温で保存してください。
包装形態
10kg入りカートンケース:5kg入りアルミ袋2ケ/カートンケース
(本品5kg/ポリエチレン袋、乾燥剤/アルミ袋)
食品への表示例
区分 | 表示名 |
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食品素材 | プロポリス抽出物 |
食品添加物 | 環状オリゴ糖 |
ご使用者様の責任の元、法令を遵守してご使用ください。