ダイコン（大根）、ダイコン包接体
ダイコンはアブラナ科の野菜で、日本ではごく一般的に食べられています。
ダイコンおろしには辛味成分である4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネート（MTBI）が含まれており、殺菌作用、抗がん作用、抗酸化作用などのあることが明らかとなっています*1～4。
ダイコン包接体は、環状オリゴ糖（αオリゴ糖）を用いてダイコンに含まれるMTBIなどを包接※した製品です。包接体にすることで不安定なMTBIの安定性改善が期待できます。
環状オリゴ糖の空洞に有効成分が取り込まれることを包接、環状オリゴ糖に有効成分が取り込まれたものを包接体と言います。
ダイコン（MTBI）の健康効果
- 抗菌効果
- 抗酸化効果
- 抗肥満効果
- αオリゴ糖によるMTBIの安定性改善
包接体にすることの利点
- 安定性改善
*1：Yasushi Uda, Nippon Shokuhin Kogyo Gakkaishi, 40(10), 743-746 (1993).
*2：Isamu Suzuki, J. Toxicol. Pathol., 29(4), 237-246 (2016).
*3：Salem A. Habib, Biochimie, 94, 1206-1212 (2012).
*4：Chris. Scholl, J. Food. Sci., 76, C504-511 (2011).