アクチニジン
キウイフルーツ
キウイフルーツ由来プロシアニジン
キウイフルーツは私たち日本人にとって非常に馴染みのある果物の一つであり、ビタミン類(ビタミンAの前駆体であるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸)、カリウム、食物繊維類(ペクチン、アラビキシランなど)、プロシアニジン、ポリフェノールそしてタンパク分解酵素であるアクチニジンなどを含んでいます*1。
キウイフルーツには、抗酸化作用*1、整腸作用*1、タンパク質の消化性・吸収性改善作用*2、睡眠の質改善作用*3、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑える効果(キウイ由来プロシアニジン)*4などが報告されています。
タンパク質は消化管にあるプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)によってアミノ酸などに分解、吸収されますが、体調や食事量などの影響によりその一部が消化されずに大腸にまで到達し、悪玉菌の働きによって腐敗産物に変わります。
また、キウイフルーツにはアミノ酸の一種であるトリプトファンが豊富に含まれていますが、トリプトファンは体内にて幸せホルモンと呼ばれているセロトニンに変換され、セロトニンはさらに睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンに変換されます。そのため、タンパク質の消化を助ける作用はアミノ酸の吸収のためだけでなく、腸を整えるためや睡眠の質を改善するためにも重要です。
なお、アクチニジンは加熱処理によって酵素としての働きを失ってしまいますが、αオリゴ糖を用いて粉末化することによってアクチニジンの酵素としての安定性を保つことができます。
- 抗酸化効果*1
- 整腸作用*1
- タンパク質の消化性・吸収性改善作用*2
- 睡眠の質改善作用*3
- 食後の血中中性脂肪の上昇を抑える効果
(キウイフルーツ由来プロシアニジン)
(機能性表示 3.8mg/日*4)
- アクチニジンの安定化
*1:S Wang et al., Food Chemistry, 350(15), 128469 (2021)
*2:上岡ら, 薬理と治療, 48(9), 1571-1587 (2020)
*3:H-H Lin et al., Asia Pac J Clin Nutr, 20(2), 169-174 (2011)
*4:町田ら, 薬理と治療, 48(3), 385-392 (2020)