ニュージーランド産プロポリス
ニュージーランド産プロポリス包接体
プロポリス(ニュージーランド産)
プロポリスは、ミツバチが樹脂に蜜ロウや唾液など自らの分泌物を混合して生成する物質です。
ニュージーランド(NZ)産プロポリスは、コーヒー酸フェネチルエステル(CAPE)を含んでいることが特徴的で、抗がん作用、抗菌作用、脳機能の保護効果などの様々な生理活性が報告されています*1。また、CAPEを含むプロポリスには尿酸値を下げる効果があることが報告されています*2。このメカニズムについては、CAPEが体内で尿酸を生成する酵素キサンチンオキシダーゼの活性を阻害する機能を持つことが関与している可能性があると報告されています*2。
口腔やのどの健康に関して、ニュージーランド産のものを含むプロポリスは様々な歯周病原因菌やう蝕(むし歯)に関わる口腔細菌に対する抗菌効果ならびに抗炎症効果を持つこと*3や、インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどのウイルスなどに対して抗ウイルス効果を持つこと*4が報告されています。また、CAPEを含むプロポリスは風邪をはじめとした軽度の上気道感染症(ウイルスや細菌が上気道に感染、または付着・増殖することで生じる鼻汁、鼻づまり、のどの痛みなどの症状)に対する改善効果を持つことが報告されています*5。
ニュージーランド産プロポリス包接体は、環状オリゴ糖(γオリゴ糖)を用いてニュージーランド産プロポリスに含まれるCAPEなどを包接※した製品です。包接体にすることで粘調性のプロポリスを粉末として摂取することができ、さらに、CAPEの吸収性改善やプロポリスの風味改善も期待できます。
環状オリゴ糖の空洞に有効成分が取り込まれることを包接、環状オリゴ糖に有効成分が取り込まれたものを包接体と言います。
- 抗酸化・抗炎症作用*1
- 抗菌・抗ウイルス効果*1
- 免疫機能の調整作用*1
- 脳機能の保護効果(抗酸化・抗炎症による神経保護)*1
- 抗ガン作用*1
- 尿酸値を下げる効果*2
- 吸収性改善
- 風味改善
- 粉末として摂取可能
*1:Priyanshu Bhargava et al., Nutrients, 13 (2528), (2021).
*2:Kazuma Yoshizumi et al., YAKUGAKU ZASSHI, 125 315-321, (2005).
*3:F. Zulhendri et al., J Oral Biosci, 63(1), 23-34 (2021)
*4:M. Ożarowski et al., Molecules, 28(1), 359 (2023)
*5:C. Esposito et al., Phytomedicine, 80, 153368 (2021)