ヒドロキシチロソール
オリーブ由来ヒドロキシチロソール
ヒドロキシチロソールは、オリーブの果実や葉から得られるポリフェノールです。
血中のLDLが酸化されて酸化LDLへと変化すると動脈硬化など血管障害のリスクが高まることが知られていますが*1、オリーブ由来ヒドロキシチロソールには血中LDLの酸化を抑制する効果が報告されています*2。摂取されたヒドロキシチロソールは体内に吸収され、血中に移行した後、ヒドロキシラジカルなどの活性酸素によって発生するフリーラジカルを捕捉・除去することによって、LDL-コレステロールの酸化を抑制する働きを持ちます*3。また、近年、動脈硬化性疾患の疾病リスクとして注目されている小型LDL(小型LDLコレステロールについてはこちらをご覧ください)は酸化しやすいこともあり、血中LDLの酸化を抑制する効果があるヒドロキシチロソールと小型LDLコレステロールの低減効果があるαオリゴ糖の組み合わせは双方による動脈硬化予防効果が期待できます。
さらに、ヒドロキシチロソールには抗炎症作用*4、抗糖尿病作用*5、抗菌作用*6、抗ウイルス作用*7なども報告されています。
- LDLコレステロールの酸化抑制効果
(機能性表示 5.25mg/日*2) - 抗酸化・抗炎症作用*4
- 抗糖尿病効果*5
- 抗菌効果*6
- 抗ウイルス効果*7
*1:石垣泰, 糖尿病, 53(4), 231-233 (2010)
*2:Mateos R. et al., Food Chem, 205, 248-256 (2016)
*3:Saskia J. R. et al., J. Agric. Food Chem., 55. 76097614 (2007)
*4:Ramírez-Expósito, M.J et al., Biomedicines, 6, 11 (2018)
*5:Carnevale, R et al., Br. J. Clin. Pharmacol., 84, 1566-1574 (2018)
*6:Diallinas, G, et al., Front. Microbiol., 9, 2624 (2018)
*7:S. Paolacci, et al., Eur. Rev. Med. Pharmacol. Sci., 25, 81 (2021)